三位一体節後第17日曜日にきくのは、ハンス・クリストフ・ラーデマンとゲヒンガー・カントライによるミサ曲ト長調(BWV236)です。このミサ曲の6曲はすべて、カンタータからの転用。第1曲は「心せよ、汝の敬神に偽りなきやと」(BWV179)の第1曲、第2曲は「主なる神は日なり、盾なり」(BWV79)の第1曲、第3曲は「汝なにゆえにうなだれるや、わが心よ」(BWV138)の第5曲、第4曲はBWV79の第5曲、第5曲はBWV179の第3曲、第6曲は「感謝の供えものを献ぐる者は、われを讃う」(BWV17)の第1曲というぐあいです。ラーデマンたちの録音は2016年。合唱は歌わない独唱者4名に合唱は30名、管弦楽はオーボエ2名、弦楽15名に通奏低音が7名と、大きめな編成をとっています。
CD : Carus 83.311(Carus)