アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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安倍閣僚の江戸しぐさw

2015年03月05日 22時30分02秒 | 貧乏人搾取の上に胡坐をかくな
【井筒和幸】下村博文文科相が「違法献金」、望月環境大臣と上川法務大臣も?


 自分が大臣を務める官庁所管の企業・業界団体から、補助金給付の見返りに政治献金をもらったり、任意団体を装った未届けの政治団体から政治献金をもらったり。それでいて政党助成金も二重取り。そういうワイロ政治を公然とやりながら、国民には「親学」や「江戸しぐさ」で道徳教育を押し付け。もう国民をバカにしているとしか思えません。
 「母乳で子供を育てろ」とか「片親ではまともな子供は育たない」とか言うのが「親学」で、これについては「母乳育児どころではない貧困家庭や母子家庭の親なぞ親ではない」と言わんばかりの差別的な教育観が以前にも問題になりました。

 もう一方の「江戸しぐさ」と言うのは、私も今までよく知らなかったのですが、何でも、江戸時代の商人に伝わる処世術なのだとか。ウィキペディアによると、「傘かしげ」(雨の日に互いの傘を外側に傾け、ぬれないようにすれ違う事)や「肩引き」(道を歩いて、人とすれ違うとき左肩を路肩に寄せて歩く事)等が、その模範的なしぐさなんだとか。しかし、その戒めの中には、時計もなく「暮れ六つ」等の大まかな時間管理しかしていなかった江戸時代にはあり得ないような「時泥棒」(遅刻の戒め)や、奴隷道徳の勧めでしかない「逆らいしぐさ」(上の者には逆らうな、長い物には巻かれろ)と言った物もあり、本当にそんな処世術が実在したのか怪しむ意見もあるそうです。
 「江戸しぐさ」推進団体のHPによると、「江戸しぐさ」とは、あくまで「人の上に立つ者の心得」なんだそうです。そのイメージからすると、江戸の商人や町人でも、山本周五郎の小説「さぶ」に登場する丁稚や番頭ではなく、むしろ大岡越前や水戸黄門の様な人たちの事だろうか?そんな商人、現実にいたっけ?紀伊国屋文左衛門なぞ、むしろ今のホリエモンやワタミの様な存在では?ますます訳が分からなくなります。

 あっ、分かった!ほらっ、時代劇にこんなシーンがよくあるでしょう。悪代官と悪徳商人が、秘密の小部屋で何やらヒソヒソ話を。「越後屋、そちもワルじゃのう」「いえいえ、お代官様こそ」と言って、二人で「ワッハッハッハッ」と笑うシーンが。あれが「江戸しぐさ」なんだ。それなら、今の安倍政権の閣僚にもピッタリ当てはまります。なるほど、あの「ワッハッハッハッ」と言うのが「江戸しぐさ」なんだ。これでよく分かりましたwww。
 同じ教えるなら、そんな得体の知れない「江戸しぐさ」より、大塩平八郎や佐倉惣五郎などの義民伝承の方が、よっぽど道徳教育の教材として相応しいと思いますけどね。民百姓の窮状を見るに見かねて立ち上がり、民衆に代わって一身に罪を背負って死んでいった、「江戸時代のチェ・ゲバラ」とも言うべき彼らの方が、よっぽど「愛国者」として相応しいのではないでしょうか。残念ながら、今の安倍政権の閣僚は、それとはまるで正反対のイメージですが。
 そんな「越後屋」や「悪代官」みたいな人が、くだんの推進団体HPと歩調を合わせるかの様に、「脱いだ履物をきちんと揃えろ」とか説教している図を想像すると・・・(プッw)。自分の政治資金の管理もまともに出来ないのに。もうブラックユーモアとしか思えませんね。

暮らしうるおう江戸しぐさ
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江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書)
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