遅くなりましたが、東京新聞のサイトに掲載された「共謀罪」法に賛成・反対した衆参両院議員のリストを、私のブログにも備忘録として保存しておく事にします。次の総選挙で投票する際の重要な参考資料となりますので。同様のリストは同紙の公式ツイッターでも公開されていますが、ブログに上手くツイートを貼り付ける事が出来なかったので、ウェブ版から引用させてもらう事にします。下記は同紙の当該記事。
「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動(東京新聞 2017年6月16日)
「共謀罪」法が成立したのは、2017年6月15日午前7時46分。採決強行に反対する人たちが国会前で声を上げる中、民主主義の根幹である委員会採決を省略する手続きで進んだ異常な参院本会議だった。
夜を徹した国会。自民党出身の伊達忠一議長の宣言で投票が始まると、野党側から一斉に「反対」の声が飛んだ。点呼された公明、自民党議員が次々と賛成票を投じた。野党の順になると「参院の歴史に禍根を残すな」「おかしいよ」などと怒って投票する姿も。
自由、社民など少数会派の計7人は牛歩で抵抗した。伊達議長が投票時間を「残り2分」と宣言し、締め切りを告げると、社民党の又市征治氏と福島瑞穂氏、自由党の森裕子氏が慌てて反対票を参院職員に渡したが、時間切れを理由に「投票しなかった」(参院事務局)という扱いになった。3人の「反対」の意思表示は公式記録に残らない。
本紙は、参院の投票行動を一覧表にした。5月23日にあった衆院本会議での投票行動は5月27日朝刊に掲載したが、成立を受け、衆参合わせて本紙のホームページに掲載する。次の選挙に向け、どの政党が、どの議員が、どう行動したのか。後世に記録する。(関口克己)
http://www.tokyo-np.co.jp/politics/kyobo_touhyou/
ちなみに、当該衆参議員のうちで大阪選挙区選出議員の分については下記参照。書いていて、余りの与党賛成者の数の多さに、改めて慄然とさせられました。与党の数が余りにも多すぎて。実際は豊田ナンチャラみたいなロクでもない議員ばかりなのに。
衆院「共謀罪」法賛成者:<自民>左藤章(2区)・中山泰秀(4区)・渡嘉敷奈緒美(7区)・大塚高司(8区)・原田憲治(9区)・佐藤ゆかり(11区)・北川知克(12区)・宗清皇一(13区)・竹本直一(15区)、<公明>佐藤茂樹(3区)・国重徹(5区)・伊佐進一(6区)・北側一雄(16区)、<維新>井上英孝(1区)・谷畑孝(14区)・馬場伸幸(17区)・遠藤敬(18区)・丸山穂高(19区)
同上反対者:<民進>辻本清美(10区)
参院「共謀罪」法賛成者:<自民>柳本卓治・松川るい、<公明>杉久武・石川博崇、<維新>東徹・浅田均・高木佳保里
同上反対者:<共産>辰巳孝太郎
ここでは、比例区選出議員については、もう紹介を省略させてもらいましたが、民進・共産・社民・諸派「沖縄の風」の各党議員と無所属の上西小百合議員(元維新だが今はもう完全に維新とはたもとを分かつ)が、共謀罪法案に反対票を投じました。
ところで、その共謀罪法案もさる事ながら、今、問題になっている加計学園疑惑についても、安倍首相の言い訳がますます酷くなっています。今まで安倍の話す事と言えば、憲法改正や北朝鮮有事の話か、アベノミクスの自慢話ばっかりだったにも関わらず、今頃になって後出しジャンケンよろしく、急に「獣医学部の拡充」を言い出し始めました。「お友達の加計学園経営者だけエコヒイキ」「国政私物化」疑惑を何とか打ち消そうと、躍起になっています。しかし、それが余りにもワザとらしく、もう見苦しい事この上もないので、長年、保守支持だった親父も、さすがに呆れかえっていました。あくまでも、安倍批判の本筋は共謀罪や集団的自衛権で行くべきだと思いますが、もう、それ以外にも安倍批判の材料には事欠かず、「次は一体何が飛び出してくるやら」と興味津々です。
思えば、本日開催の宝塚記念も、圧倒的一番人気に支持され、競馬新聞でも軒並み「死角なし」と太鼓判を押された無敵・最強GⅠ馬のキタサンブラックが、呆気なく9着に沈んでしまいました。驕る平家は久しからずや。