確かに、政党がどういう内容の政治ポスターを掲げようが、それはその党の勝手ですが。しかし、それでも、最近の公明党のポスターには、唖然とさせられるものが多いです。
凡そ、政党の政治ポスターというのは、その党の政治的主張なりスローガンを、分かりやすく人々にアピールする為のものでしょう。自民党ならば、差し詰め「テロに屈するな」とか「改革の手を緩めるな」とかが、それに当たるのでしょう。その内容の是非はともかくとしても。
それが、ここ最近の公明党のポスターだけは、一体何が言いたいのか、全くよく分からないものが多すぎます。
当該ポスターの中でも、まだ税金に贅沢三昧の語を引っ掛けた「贅金(ぜいきん)カット」ぐらいなら、言わんとする事は何となく分かります。「公務員のムダ遣いを無くせ」と言いたいのでしょう。米軍の思いやり予算やムダな大型公共事業、大企業減税、政治家やゼネコンとの癒着には全然メスを入れず、末端の公務員叩きでガス抜きを図ろうとしているのが、もう見え見えなのはとりあえず横に置くとしても。
しかし、この「青いってことは未来があるってこと」とか、「幸せな2人が、一番苦しかったりする」とかいうポスターに至っては、もう何が言いたいのかサッパリ分かりません。政党のポスターなのに、何故こんな教育標語みたいなスローガンをわざわざ掲げているのか?
もう、ここまで来ると、単に「奇をてらった」というレベルを通り越して、完全に「人を食っている」。如何にも有権者を小バカにしている様で、こんなポスターを毎日見せつけられる方としては、非常に気分が悪い。
与党入りして久しく、かつての「福祉・平和の党」のメッキも完全に剥げおち、自民党の補完勢力に完全に成り下がってしまったので、もはや「語る言葉」すら失ってしまったのでしょうか。ここにも、「劇場政治」の悪弊が顔を覗かせていると、言うべきか。
●公明党曰く、この種のポスターは「青年ポスター」と言って、「ワカモノを応援する重点政策」と銘打った選挙公約に連動しているのだそうです。しかし、そんな党内の事など、一般有権者が知る筈が無かろうが。
http://www.komei.or.jp/news/2008/0702/11904.html
http://www.komei.or.jp/youth_site/flyer/index.html
●コラム「アンテナ」 公明党ポスターを考える(高知民報)
http://www11.ocn.ne.jp/~jcpkochi/minpo/topic/2008/080914komei.htm
私と同じ事を感じていた人は、他にも少なくなかった様です。「地球温暖化の主因はCO2(二酸化炭素)を過剰に排出する生産システムにあるのであって、CO2自体は光合成にとっても必要不可欠なものなのに、打倒CO2!!とはこれ如何に?」という事は、私もくだんのポスターを見た時に直ぐ感じました。
●OISR.ORG20世紀ポスター展(戦前版)
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/poster/index.html#toc
大原社会問題研究所が所蔵する、戦前の共産党・無産政党・労働組合などの政治ポスター。当時のものは、弾圧の激しさを反映して、「無産者新聞を読め!」という絶叫調のものが多い。当時非合法だった共産党だけでなく、合法無産政党で右翼社会民主主義の社会大衆党ですら、初期のものには「反動ファッショ粉砕!」と言ったスローガンが目に付きます。但し後者の方は、次第に侵略戦争容認に傾いていくのが、ポスターからも見て取れますが。どちらにしても、何が言いたいのかサッパリ分からない、今の公明党のポスターとは雲泥の差です。
凡そ、政党の政治ポスターというのは、その党の政治的主張なりスローガンを、分かりやすく人々にアピールする為のものでしょう。自民党ならば、差し詰め「テロに屈するな」とか「改革の手を緩めるな」とかが、それに当たるのでしょう。その内容の是非はともかくとしても。
それが、ここ最近の公明党のポスターだけは、一体何が言いたいのか、全くよく分からないものが多すぎます。
当該ポスターの中でも、まだ税金に贅沢三昧の語を引っ掛けた「贅金(ぜいきん)カット」ぐらいなら、言わんとする事は何となく分かります。「公務員のムダ遣いを無くせ」と言いたいのでしょう。米軍の思いやり予算やムダな大型公共事業、大企業減税、政治家やゼネコンとの癒着には全然メスを入れず、末端の公務員叩きでガス抜きを図ろうとしているのが、もう見え見えなのはとりあえず横に置くとしても。
しかし、この「青いってことは未来があるってこと」とか、「幸せな2人が、一番苦しかったりする」とかいうポスターに至っては、もう何が言いたいのかサッパリ分かりません。政党のポスターなのに、何故こんな教育標語みたいなスローガンをわざわざ掲げているのか?
もう、ここまで来ると、単に「奇をてらった」というレベルを通り越して、完全に「人を食っている」。如何にも有権者を小バカにしている様で、こんなポスターを毎日見せつけられる方としては、非常に気分が悪い。
与党入りして久しく、かつての「福祉・平和の党」のメッキも完全に剥げおち、自民党の補完勢力に完全に成り下がってしまったので、もはや「語る言葉」すら失ってしまったのでしょうか。ここにも、「劇場政治」の悪弊が顔を覗かせていると、言うべきか。
●公明党曰く、この種のポスターは「青年ポスター」と言って、「ワカモノを応援する重点政策」と銘打った選挙公約に連動しているのだそうです。しかし、そんな党内の事など、一般有権者が知る筈が無かろうが。
http://www.komei.or.jp/news/2008/0702/11904.html
http://www.komei.or.jp/youth_site/flyer/index.html
●コラム「アンテナ」 公明党ポスターを考える(高知民報)
http://www11.ocn.ne.jp/~jcpkochi/minpo/topic/2008/080914komei.htm
私と同じ事を感じていた人は、他にも少なくなかった様です。「地球温暖化の主因はCO2(二酸化炭素)を過剰に排出する生産システムにあるのであって、CO2自体は光合成にとっても必要不可欠なものなのに、打倒CO2!!とはこれ如何に?」という事は、私もくだんのポスターを見た時に直ぐ感じました。
●OISR.ORG20世紀ポスター展(戦前版)
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/poster/index.html#toc
大原社会問題研究所が所蔵する、戦前の共産党・無産政党・労働組合などの政治ポスター。当時のものは、弾圧の激しさを反映して、「無産者新聞を読め!」という絶叫調のものが多い。当時非合法だった共産党だけでなく、合法無産政党で右翼社会民主主義の社会大衆党ですら、初期のものには「反動ファッショ粉砕!」と言ったスローガンが目に付きます。但し後者の方は、次第に侵略戦争容認に傾いていくのが、ポスターからも見て取れますが。どちらにしても、何が言いたいのかサッパリ分からない、今の公明党のポスターとは雲泥の差です。
幸せな人を妬むな。
そういう政党本来の仕事もせずに、政治や政策の内容も語らずに、意味不明のキャッチでお茶を濁しただけのポスターに、「何でも良いから兎に角目立ちさえすればよい」という姿勢が感じられたから、「有権者をバカにするな」と書いたまでだが。
それの何処が「幸せな人を妬む」事になるのかね?しょうもないイチャモン付けて来るな。