雑想

写真、カメラ、車、音楽、旅、ラーメンなど個人的な趣味のごった煮的な日記です。

思想

2023-01-13 18:28:08 | 音楽

本日店長会。ここ数日の間に天の声が降る方いらっしゃるらしい。僕に声がかかるかは分からないけど、せめて車が納車してからにしてほしいなぁ。そうそう、天の声さんMCに昇格だってね。土曜日にも生放送あるけど、大丈夫かいな。まぁ、僕の昇格は無いな。ポリシーが「現状維持」なもので。現状維持出来るかどうかも分からない時代ですけど。

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新聞広告で文春の「藤井風」に関する見出しを見つけて。こういう記事ってdマガジンには記載されないんだよなぁ、って開いてみたら案の定不掲載で本を買うか有料で電子版を見るという、結局目的は金ですよね。でもまぁ、読まなくてもヤフコメやらなんやらのコメント見ると大体想像もつく。文春の一方的な記事やそれをネタに想像力を膨らませた様々なネットライターが書きまくってるけど、どれも論点を欠いたものばかりでうんざり。

「サイババ」という名前は僕ら世代だとほとんどの人が知ってるんじゃないかな。相方は誰それ?って言ってましたが、80〜90年代ってオカルト・心霊系のTV番組が四季を問わず普通に放送されていて、有名どころだと宜保愛子さんとか織田無道氏とかかな。外国人だとサイババが一番最初に思い浮かぶ。ビブーティーとか言われる物質を手から出して、それがマジックの一種なのか何なのか?って検証する番組も多かったと記憶していますが。

なので僕の中でサイババというと割とインチキな感じのインド人って印象があったのですが、今回の件で初めて教祖様的な存在で信仰の対象にあったって知った次第。単に奇異を起こす人じゃなくて随分と思想的な発言もされていたようですね。両親がインドに対して特別な思いを持っていたというのは先日のNHKでの番組で知りましたが、彼の思想が両親の影響だと知って逆に納得したというか。

風氏の作品を見聞きしていると、独特な宗教的思想や死生観、スピリチュアル的なものを確かに感じる。レーベルの書体はデーヴァナーガリー文字っぽいし、歌詞の内容も「ハイヤーセルフ(自分の魂の中の「高次元の自分自身)」を彷彿とされるものもあったり。「何なんw」とか最新曲の「grace」もモロそうですね。

ただこれらが「ステルス布教」かと言われると、それは全く違うんじゃね?って。藤井風の音楽を聴いてネットで調べたり昨今の諸々のゴシップを見てサイババを知って、最終的に藤井風よりもサイババを信仰するする人が出たらそれは布教と言えるかもしれないけど、恐らくそういう人はまず居ない。どちらかというと風氏が教祖的に扱われて帰結するのがオチで。

そもそも「政治と宗教と野球の話はするな」ですわ。野球に関しては聞いた事ないけど、政治的な面だとよく言われるのは「右か左か」ですね。歴史的背景があるのか昔のフォーク系の方は左のイメージ。昔、北海道のFMリクエストアワーって番組にリスナーと生電話を繋ぐコーナーがあってね。パーソナリティーのミュージシャンが左系だったので、右系のリスナーから電話がかかってきてエラい放送事故になったのをリアルタイムで聴いていたのを思い出した。

宗教に関してもそう。僕が敬愛する今でも活動している、とある三人組ミュージシャンが某大型規模の新興宗教を信仰しているというのが分かりましてね。もうファンサイトの掲示板は喧々諤々です。今回の風氏と同じく、あの歌詞やその中の思想は宗教的な要素もあったのではないかと。もう20年以上前の話ですけど。他にもメンバーが信徒で暴走して結局その方が辞めるって超有名バンドもありましたな。まぁそういう経験もかなりしているので、藤井風がサイババを信仰している?ふーん。てな感じで。

ミュージシャンが発する言葉や演奏が聴いている人の心を動かすのなら、その宗教が好きか嫌いかというのは置いといて、そういうバックボーンが存在しても容認してしかるべきなのではないか、と。新旧洋邦、僕が好きで聴いているレジェンド級の方から新人の方まで、何かを表現している人はそれぞれ何かの影響は受けている訳で、それが特定の宗教であっても本人は公表しないだろうし、公表すべきではない。

「出る杭は打たれる」じゃないけど、世間から注目を浴びる人を根掘り葉掘り歪曲した報道&情報操作して「世論が自分の思っていた方向に動いた」なんて自慰行為を働く週刊誌とネットライターは悪でしかない。早くこの世から消滅してほしい業態。記事は結局他人事、注目を集めて稼ぐ金の蔓でしかない。一番しんどいのは報道された本人だろう。特に風さんはナイーブだからなぁ。大丈夫かな。

藤井風の音楽的感性はまだまだ発展途上だと思います。オリジナル曲だけでなく、音源化されているものやネットで公開されている様々なカバー曲を聴いても独自の解釈で弾き語りするサウンドは唯一無二。こんな下らない三文ゴシップは無視して、これからも独自の音楽を邁進してほしいです。まぁ、このジャンルに限らず音楽って結局それそのものが宗教みたいなもんですからね。

てか、久しぶりに書いたこんな長い文章、誰が読むんかねw。ご精読ありがとうございました。


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