映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回はハリウッド版「攻殻機動隊」スカーレットヨハンソン主演の「ゴースト・イン・ザ・シェル」です。
士郎正宗のSF漫画をハリウッドが実写化したことで話題となった作品。漫画を読まない僕は、劇場での予告やスカーレットヨハンソン、ビートたけし、桃井かおりが出演していることもあり漫画と比較することなく興味を持ちました。
脳以外は全て義体化されたスカーレット・ヨハンソン演じる少佐率いるエリート捜査組織公安9課が、ハンカ・ロボティックス社の推し進めるサイバー技術の破壊をもくろんだテロ組織による事件を解決すべく同僚のバトーらと共に捜査にあたる中で、自らの記憶が何者かに操作されていることに、自らの記憶を捜しだしていく中で、自分の過去と犯行の真相が明らかになっていくというもの。
アニメでの公開作品の動画をいくつかチェックしましたが、かなり原作を忠実に再現しているように思いました。また、キャラクタの実写像も主人公の少佐である草薙素子を除けば、かなり近く、少佐のキャラクターは日本人女性でしたが、ハリウッド版のスカーレット・ヨハンソンにより、脳以外を義体化した存在上、リアリティーと後の展開を観ると合点がいきました。
また、吹替え版では、アニメ作品での声優が使われています。ただし、荒巻大輔役のビートたけしには声優が使われてませんが、この作品での際立った存在感を考えると、アリかなと思いました。
今回の作品、興行では国内外ともふるわなかたことを考えると、映画におけるSF作品がスト―リー傾向とは合致せず、こうしたSF娯楽作品での映画化は難しくなっていくと思ってます。