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笹神村青年団、統一劇場公演を成功 5

2017年11月14日 | 歴史

  今から40年前の 昭和52年(1972年)7月9日、笹神村青年団の人たちが東京都 統一劇場の劇「帰郷」という演劇を開催し、成功しました。

観客数は733人。公演は赤字にならず、黒字でした。 この年の 笹神村の人口は知りませんが、2003年3月31日では9,386人。 この人口で計算すると100人の内、8人が見に来たことになります。 実際は中学生以下の子供達や、よく歩けない高齢者の人達がいるので、かなり高い比率で見に来てくれたことになります。 

1枚目の写真は、笹神中学校の体育館内。 劇が始まる前に前座として笹神村青年団の数人がギターを抱え、歌っています。大勢の観客がいます。 

2枚目の写真は、中学校の入口に劇の看板を立てている場面。 木枠や文字も青年団の人たちが描き製作しました。メンバーに大工さんがいて助かったようです。

劇の終盤の、大事な場面。 見ていた人たちの顔は真剣です。 話の内容は自分たちの村や生活に似ているからです。涙を流している人もいました。

劇が終わり、観客が皆帰り、体育館で劇団の人たちと青年団の人たちが輪になって並び、反省やお互いの感謝を述べました。

劇団員の人たちは青年団員より年齢がずいぶん上に見えましたが、今 こうして写真を冷静に見ると、それほど年齢の違いがありません。

最後に記念撮影。 当時の高感度フイルムで撮影。40年経ち退色し、あまり鮮明な写真でないので投稿しました。 雰囲気を感じてもらえればいいのですが。

 先に紹介した映画「同胞」。 最近 このDVDを、映画を初めて見ました。 この当時、映画のビデオは無く青年団の人たちも映画は見たことがないけれど、雑誌などで映画の内容は知っていました。 それで開催した部分もあったようです。 今、映画を見ると笹神村青団の皆さんの行動・考え・悩み等々・・・映画とよく似ています。 また、この公演活動が縁で結婚した人たちも数組います。

  

最後に左上の写真で、左下端の女性が映画で賠償千恵子さんがした仕事を実際にしていた女性。映画「同胞」にも出演されています。

右上の若い女性は、映画を見て感動し、実際の演劇を見て感動し統一劇場に入った人です(記憶が間違っているかもしれませんが・・)。確か20歳くらいで九州生まれだったと記憶しています。今も、劇団員をされているでしょうか。 若いということは行動力があり、素晴らしい・・と感じました。 青年団員はチケットを売った後、旧水原町の喫茶店「メルヘン」などで、コーヒーを飲みながら深夜まで話していたそうです。 

40年前の遠い記憶です。 歴史の記録として投稿しました。  この件、今回で終了します。

 

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