市場取引 誰も損をしないようで、みんなが損する?
資本主義社会では、「してもらった分をして差し上げる」、ギブ・アンド・テイク、「公平の原理」が物を言う、といいます。そのお話の続き。 p120冒頭から。...
マインドフルネス。ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第13章 Healing from trauma : Owing your self 「トラウマから癒されること :本当の自分を生きること」の翻訳で、このブログでも、ここ何日かはマインドフルネスがテーマでしたね。そのマインドフルネスと、女優の宮沢りえさんの組み合わせです。
何のことかしら?
マインドフルネスは、サンスクリット語でサティ、「意識していること」、「気付き」の意味だとされます。漢字だと「念」になります。すなわち、「今の心」ですね。マインドフルネス、いまに気付くために、息や歩きに意識を集中させていきますね。
宮沢りえさん、2度ほどこのブログで取り上げたことがあります(最高の悦び ♡ +最高に正しい、横領は、神様に似ている?!)。それは「自由」、「壁を乗り越えて自由になる悦び」についてでしたね。その背景に、今回、宮沢りえさんは、特別マインドフルネスを学んだとは思いませんけれども、マインドアルネスの実際を実践していることを知ったので、それを皆さんとシェアしたいと考えたんですね。
宮沢りえさんのお母さん、宮沢光子さんがなくなったのは、去年の9月のことだそうですね。その時、宮沢りえさんは、舞台の最中だったとか。俳優の宿命でしょうか。最後には会えなかったらしい。ガンて臥せっていたらしいお母さんの病状はよく分かっていたことでしょう。舞台にいても、心ここにあらずになったとしても、非難できないのではないでしょうか?
でも、その時、宮沢りえさんは違ったそうですね。どう違ったのか?
「自分の母親が今にも死ぬ、という時の舞台に立つ経験は、一生に一度しかないから、それをやり切りたい」
と考えて、それを誰にも話さずに、≪いまここ≫をやり切ったと言います(A STUDIO、9.11, 2015から)。
これって、マインドフルネスそのものでしょ。
ですから、あの宮沢りえさんは、「紙の月」や「海辺のカフカ」で、「壁を超える自由の悦び」を表現できるんだと、強烈に感じた次第ですよ。