エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

 発達トラウマ障害≒愛着障害とうつ病

2016-05-30 08:01:53 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
礼拝をする関係? 改訂版
  「宿題やんなさい」だとか、「ダメでしょ」だとか言ってばかりいると、子どもにとって一番厄介な悪魔が、その子どもの心の中で、その子どもと結婚式やって、末永く懇ろに...
 

 「発達トラウマ障害≒愛着障害」と診断・アセスメントすることの大事さを、改めて考えていただけたらいいですね。

 発達トラウマ障害≒愛着障害の子どもは、怒り、不快感、悲しみ、独りぼっちな感じなど、嫌な気持ちが毎日蘇っているです。

 今朝も、今から7年前、311(2011)を遡って2年前、ヴァン・デ・コーク教授が、2009年に出した、発達トラウマ障害(DTD : defelopmental trauma disorder)をDSM-にハッキリと入れてね、という提案書(http://www.traumacenter.org/announcements/DTD_papers_Oct_09.pdf) の49目。

 今朝は、妥当性と信頼性の章の20日目。

 

 

 

 

 

うつ/気分変調

発達トラウマ障害(DTD)とうつ/気分変調は、不機嫌、自己否定感、いろんな関係で信頼できないことに関して、被りがちです。しかし、うつ/気分変調は、他の発達トラウマ障害(DTD)の症状、たとえば、感情がコロコロ変わる、やってはいけないことをやらかす、自傷、自分を落ち着かせる行動など、の症状は被りません。

 

 

 

 

 

 

 このように明確にすれば、発達トラウマ障害とうつ病/気分変調症は、鑑別できます。つまり、感情がコロコロ変わる、やってはいけないことをやらかす、自傷、自分を落ち着かせる行動があれば、発達トラウマ障害≒愛着障害、ということです。

 

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「なぜ?」を忘れない仕事

2016-05-30 07:53:30 | ブルース・ペリー教授の『犬』

天上の楽園

 

 
礼拝をする関係? 改訂版
  「宿題やんなさい」だとか、「ダメでしょ」だとか言ってばかりいると、子どもにとって一番厄介な悪魔が、その子どもの心の中で、その子どもと結婚式やって、末永く懇ろに...
 

 

 発達トラウマ障害≒愛着障害の子ども達にも、本当の自分を語れるチャンスをプレゼントしたいですね。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.127、第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 私がジャスティンにあった時、このケースは特別なものになるだろうと分かっていました。ジャスティンのことをもっと知ってから、ジャスティンに関わらなくっちゃ、と思いました。ジャスティンのカルテを手に、ナースステーションに戻って、ジャスティンの古い記録を読みつつ、顎を膝に乗せ、膝を抱えたジャスティンがロッキングするのをちらりと見ました。ジャスティンは、ハミングをしているのか、うめき声を出しているのか、つねに、大声で怒ったような金切り声をだしていました。小児集中治療室のスタッフは、もう、その声には慣れっこになってて、ジャスティンの方を振り向く者もありません。

 

 

 

 

 自動運転のルーティーン・ワークの、考えない仕事ぶりと、ブルース・ペリー教授の、「なぜ?」を忘れない仕事ぶりの差が、ハッキリと分かる所ですね。

 私どもも、「なぜ?」を忘れない仕事をしてまいりましょうね

 

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インターメッツォ : 神様の教育

2016-05-30 04:03:22 | 聖書の言葉から

 

 

 
ルターがくれる福音 改訂版
  ルターの敵は、周りにも多かった。でも最大の敵は、「内なる敵」でした。 Young Man Luther 『青年ルター』p203の第2パラグラフ下から12行...
 

 

 矢内原忠雄先生の言葉に戻ります(『矢内原忠雄全集』第十五巻から)。

 

 

 

 

 

 神様は私共を信仰の喜に出発せしめて、信仰の忠実なる者に苦しいところを踏ませたまふ。さういふ導き方をせられる。之が教師であると同時に救主でありたまふ神様が私共を教育せられる教育の仕方なんです。

 

 

 

 

 

 これは、「本物の」キリスト者であれば、どなたでも経験している悦びですね。

 

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小4と中2 小学生と高校生

2016-05-30 03:29:59 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
「小さな事件」が大切 改訂版
   労わりとしての≪真≫  ≪真の関係≫って、素晴らしい関わり合いですね。それを実際に体験すれば、だれでも嬉し...
 

 

  演劇トラウマ療法、恐るべし、ですね。

 The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.340の、第4パラグラフから。

 

 

 

 

 

 とても驚いたことに、こういう結果は、8年生にはありませんでした。この間、こういう結果に影響を及ぼしたものって、何なんでしょうか? はじめは、個人的な印象だけしかありませんでしたね。私が4年生を訪問した時、私は、彼らの眼を見開いたような無邪気さと、このプログラムに対する熱心さに感じ入りましたね。反対に、8年生は、不機嫌で、受け身で、集団として自発性も熱心さもありませんでした。思春期の始まりが、この変化の要因の一つであるのは確かでしたが、他の理由もあったかのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 日本琉に言えば、小4と中2。小4は無邪気で熱心なのに、中2は、不機嫌で受け身である…。

 昨日のブログの続きで言えば、発達トラウマ障害≒愛着障害の子ども達は、学校でも、強制(虐待)され、放置(ネグレクト)されて、発達トラウマ障害が、年と共にヒドクなっていきますでしょ。小学生よりも、高校生の方が、発達トラウマ障害≒愛着障害が深刻になっていることと、この、ヴァン・デ・コーク教授の比較は、似ています。

 

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