ダーウィン、コペルニクス、フロイト。世界の見方を変えた人。
p178の6行目途中から。
フロイトは不幸な運命を予測してわけじゃぁない。すなわち、世界は、つまらない偏見、的外れな誇張、見事なほどの歪曲だと見なすことによって、大きなショックを受けずに済ませるとは、フロイトは予測できてない。。しかしながら、そのショックは、現代の、全てではないとしても、多くの人たちの個人的な心のバランスに影響します。それは、偉人は理解され信用されるからではなくて、人間の世界の見方と、世界の中で人間の立ち位置とに対するイメージが大きく変わっていることを示すと感じられたからです。その世界に味方に対する変化は、政治経済の発展に伴って決まります。偉人の悲劇は、偉人は指導者であると同時に、価値が生まれる際の犠牲者でもあります。
偉人は世間からなかなか理解されません。否定されるのが常でしょうね。フロイトではなくても、ガリレオ・ガリレイ然り。ハンナ・アーレント然り。でも、偉人は、一般の人がいまだはっきりとは気付いていないことを、一足早く、ハッキリ意識できますし、はっきり言葉にすることもできます。
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