エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 毎日の生活が日々の礼拝になる  エリクソンのライフサイクルの心理学の根幹

2017-02-08 01:40:02 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 
甘え過ぎは、ない! 甘えさせ過ぎも、ない!
   闇夜に輝く満天の星 改訂版  何よりも大事なのが、研ぎ澄ました感性、一隻眼。 『The Sense of Wonder 不思議を感じる心』から p......
 

 

 

 今宵も、Toys and reasensから、P.78。

 

 

 

 

 

 毎日の生活が日々の礼拝になると、人間らしい温もりのある陽気で楽しいことに決まった形が与えられ形が整えられたその陽気で楽しいことと、独特な真剣さとが、共に働くようになります

 

 

 

 

 

 短いところですが、エリクソンのライフサイクルの心理学の根幹をなすところです。

 エリクソンのライフサイクルにおいては、日常生活が日々礼拝にできるおかげで、人生の危機を一つ一つ乗り越えていくことができるからです。

 陽気で楽しいことと真剣さが結びつく時、人は、無意識を意識と結びつけることができるんです。実に不思議なことでしょ

 日々の礼拝があるからこそ、人は、赤ちゃんの時期には、「困難があっても、希望を抱きつづけることができる希望」=「大文字の希望」から、年寄りになってからは、「いろいろあったけど、善い人生だったなあ、と人生をまとめることができる力」までの、人品、人間力を培うことができるわけです

 

 

 

 

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