エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

幸せは、意外にも身近にある? 改訂版

2015-01-15 13:19:28 | エリクソンの発達臨床心理

 

 「三高」でも、幸せとは限らない、としたら、私どもは何を頼りにしたらいいののでしょうか?

 p3の15行目途中から。

 

 

 

 

 

人を魅力的にするものって、体も心も、時代の流行り次第。1920年代は、酒も飲めばたばこもやる女性、タフでセクシーであることが魅力的でした。今の流行りは、もっと家庭的で、控えめであることが必要です。19世紀末から今世紀初めは、男は、攻撃的で野心的であらねばなりませんでした。いまは、男は社交的で寛容でなくてはなりません。それは魅力的な「体裁」になります。とにかく、恋に落ちる感じが発展するのは、普通、自分が関われるくらいの、手近な人と関係したときだけです。私が外出するのは、お買い得品を求めての事なのです。そのお目当ては、みんなの眼から見て、望ましい人ですし、同時に私と一緒にいたい人で、私の長所や持ち味を、眼に見えるモノも、そうでないものも、きちんと考えてくれる人なんですね。

 

 

 

 

 

 バーゲンは意外にも近場でやってる、という訳ですね。消費社会にあっては、手近なところにいる人で、自分をしっかりと認めてくれる人が理想的だ、という訳ですね。

 

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