新しい時間感覚ケアは単に世話することではありません。やり取りの中でする世話は、本気になれば、心からの誠実さで、心から真実に、相手と向かい合う関わりになるからですね。エリクソン......
発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.135のブランク後の、第3パラグラフから。
子どもは、また、親達に根っから忠実に従うように出来ています。たとえ、その親によって虐待されるような場合でさえ、子どもは忠実に従うようになっています。恐怖が愛着のニーズを増やします。たとえ、安心の源が恐怖の源であっても、そうです。家でひどい扱いを受けてきた子ども(骨折させられたり、火を押し付けられたりしたのを、見せてくれます)で、別の選択肢を示されても、養父母のところに行くことを選んで、自分の家族のところに留まることを選ばなかった子どもに、私は1人もお目にかかったことがありません。
子どもがいかに健気か分かりますね。ひどい扱いを家で受けても、そこから出ようとする、10歳以前の子どもは、1人もいないんですからね。
親子関係の結びつきの深さは、時として残酷です。
ニッポンでは、いま、親子関係の結びつきの深さが残酷なケースがあまりにも多すぎます。
ですから、10歳のなって、自我が芽生えた後に、親以外の大人が、親との別の選択肢、親とは違う人生の在り方をハッキリと示すことが、とても大事になります。
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