トラウマ治療に、CBT認知行動療法はあまり効かないらしい。
ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第13章 Healing from trauma : Owing your self 「トラウマから癒されること :本当の自分を生きること」p.223の、第4パラグラフから。
PTSD治療のためのCBT研究の最も大きな出版物のなかでも、3分の1以上のクライアントは、治療についていけませんでした。残りの3分の2の中には、かなりの数の人が逆効果だったんですね。この研究の中で、ほとんどの女性等は、この研究の3ヶ月後にも、PTSDの症状が全部残っていました。15%の人だけが、主要な症状が解消したにすぎません。CBTを科学的に研究した、あらゆる研究を分析すると、CBTが効果を上げるのは、クライアントがサポートされる感じのセラピーの関係もあるかららしい。 暴露療法で最も効果が出ないのは、「もうダメだぁ」と心が徹底的にくじかれてしまっていることに苦しむクライアントです。このクライアントは、人生をあきらめている訳ですね。
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