発達トラウマ障害≒愛着障害の子ども達が、家庭でばかりではなくて、ルールや日課を強制されて、学校や児童施設でも虐待されていることが、ニッポンの最大の課題だと私は考えます。1000兆円の財政赤字以上の日本最大の赤字は、子どもの半分以上を占めるであろう、発達トラウマ障害≒愛着障害の子ども達が、学校や児童施設でも虐待されて、ポテンシャルを奪われていることだと考えますね。何かを強制されたら、安心と安全は打つ壊しでしょ。反発やあきらめと不信を生むだけでしょ。ですから、強制はダメなんですね。
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.126、下から第3行目から。
私がもう1つ学んだことは、最初の印象(ファースト・インプレッション)の力です。私の最初の印象が良い場合、少なくとも、ハッキリしない場合は、子どもの予後がはるかにいい感じなんですよね。疑うことを知らず、ふつうは怯えていて、どうしていいのかもわからない子どもに対して、あれやこれやと質問するよりも、子どもが私自身に出逢うチャンスを上げることが一番良いってことが分かりました。子どもと私は、短い楽しく笑える話か、面白そうな話をします。子どもに、私のことを評価する時間をちょっと与えて、「あなたから教えてもらいたいことがあるんだあ」とハッキリと、率直に説明し、しばらく、こちらの話を受け止めることができるうように、子どもを一人にします。私が確かめることは、その子が自分のことをコントロール出来ている、ということですね。
ブルース・ペリー教授は、やはり、発達トラウマ障害≒愛着障害の子どもの、本物の臨床家ですね。子どもが安心するのには、楽しい話しか、面白そうな話をするのが一番良いに決まってますからね。そして、その子が、自分自身をコントロール出来ているかに気を配ります。そのためには、その子に、その子にとって良さそうな見通しをハッキリ示すこと、それから、予定を選択できることが大事です。