モズの早贄

野鳥観察するようになってからどうも気になる存在の鳥。
それはモズ（百舌）学名　Lanius bucephalus
子供の頃読んだ本にこの鳥は樹木の枝に生贄のごとく蛙や蜥蜴を刺す鳥。
と書いてあった事から随分すごい鳥がいるもんだと感心したものでした。

そして秋から百舌の姿も良く観るようになりました。
それは本当に精悍な顔つきをした美しい可愛い小鳥なんです。

しかし、交差した鋭い嘴をみると早贄を思い出すんです。
工場で仕事中にモズ発見！すると何やらおかしな行動をしている。
草むらに入り何か探してつついてます。
何かな？と車からカメラを取り出しファインダーを覗くと！
ミミズだ！こりゃ美味しい獲物見つけたじゃないか～！
えー！食べないの？どこへ行く？何やら変な動き。
こりゃ正しく早贄に違いない！
数十メートル範囲の樹木へ運んでる。
縄張りなのか？保存食なのか？は不明だが、何しろ数ヶ所刺したようだ。
後日工場入り口にあるカボスの苗に何かプランっとぶら下がっていた。

良く見るとミミズ。あいつだ。見事トゲに早贄命中。
私が喜んで撮影してる背後から「チャキンチャキン」とモズの声。
今日も元気に縄張り監視中。
完全にうちの工場が彼の縄張り圏内なようだ。
いつまでここに滞在するのかはわからないが、
仲良くやろう。