あげちうのブロマガ

戦う理由

何かが、一気に片付いた?感はある。


元東芝社長、西室泰三氏が亡くなられた。
立て看板のフルルに恋した、ペンギンのグレープ君が死んだ。
バンダイで、割と巨額な詐欺事件が公になって、社長その他が責任を追及された。
そして、イスラム国が事実上、壊滅した。


西室泰三氏は経済において、平成の大きな局面でほぼ必ず居た人ではある。日本郵政の民営化等々、手腕を振るった、筈が。結論では巨額の損失しか創らなかった結果だけを残した。平成特有の威容ではある、強力なリーダーシップ、と言えば聞こえも良いが、そんな独裁者の過失は、今の今まで隠匿され続けた訳だ。豊洲の地下空間アレは、何を意味したのだろう、「これは有って良い」そこに、何かの免罪を賭けたのだろうか。

ペンギンのグレープ君は、何と言うか「不可能に挑む様」を象徴する様な、そんな様ではあって。”それ”はもちろん結局は、その思いを果たせずに、或いは果たす為に”向こう”へ行ったのだが。我々は”それ”を、それに至るまでの様を。「可愛い」そう、面白がって見ていた訳だ。何かの無責任さがあった、漫画の様な、他人事の。そう言うのは…少し想う。

バンダイの元従業員による詐欺事件は今の所、大きな話題には成っていないが。バンダイナムコホールディングスの社長と、バンダイの社長が共に給与30%カット(3ヵ月)と言うのは…結構重い処罰だ。或いは架空請求とその見返りによる搾取(実際には2千万円で出来る作業を4千万円で発注し、謝礼として一千万円くらい受け取る、様な)が、良くも悪くも「それを超える利益を産まなかった」訳だ(コスト4千万円で5千万円位の売上出してたら多分、問題には成らなかった訳で)。それを可能にしたのは…結局は社長の存在だったのかもしれない。”上の方の異常”ではあるが。「ガンダム」を有するバンダイでやっていたと言う事が、何かの国家にとっての象徴的な事例なのかもしれない。ともかく一つ、明るみには出た。

イスラム国は、世界を支配する!位の野心を掲げたが。結局は国扱いされる事も無いまま、凶悪なテロリスト集団として、消えていった(予定)。「神に逆らう奴は皆殺しだ!」結論で、イスラム教の邪を体現する存在だったのかもしれない。「間違っているか?」それは、今の自分の感覚では…微妙だ。神に逆らったら死ぬしかない、それは間違いでも無いからだ。キリスト教のイエスは最後、磔刑で死んでいるし。秦の始皇帝も、水銀中毒で若くして死んだ。その中でムハンマドは意外と成功者のまま消えていった預言者だったのかもしれない。過失なく居なくなった神の後には、誰も座る事など出来ないのだ。そのムハンマドは結局、自分が去った後の意思決定に、道を示し忘れていたのか。

…イスラム国は、何と、戦っていたのだろう。

不意にその、「過失の無い先人」の後を継がんと言う時、「出来ない」現実がある事に気づいて。中東が混沌としている理由、だろうか?ふと思い至る。「俺の言う事を聞け?お前、自分がムハンマドのつもりか?」不意にある、絶対的な否定。右か左か、兎に角、決めねばならないのだが。先に書いた「向こうには違う道を示す同格が居る」現実が、イスラム圏には現実に有るのかもしれない。「民主主義では無い」のだ、民の多数決など無意味だ。「それはムハンマドの意思か否か?」問題になるのはそれだけで、その世界は戦争を始める事に。

…果たして、「大賀さん」紛争解決機構その構想とは、ムハンマドの意思だろうか。

希望と言うには、剣呑ではある。イスラム国は、ムハンマドの教え?の通りに、神に逆らい潰えたのだ、”それ”がムハンマドの意思に通じるのなら。反対意見を全て潰し、神の意思を世界へ敷く。意外と、通じていく何かを、剣呑さと共に感じない事も無い。逆説的になら?世界はイスラム国と戦ったのなら。”神の意思”に逆らう奴は、負けた訳だ。ならその後には、ムハンマドの意思として、「大賀さん」紛争解決機構による決着、そう言うのは、入っていくのだろうか?

イスラム国の戦いそれは、ハルマゲドンだったのかも…しれない。


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