それは想定とは言える。
ただ、現実かもしれない。
”視角”(みかど)と言うテレビ放送の企画を考えた事がある。
基本的には公衆電話的に光ケーブルをあちこちに引き出し、”そこ”から放送する、と言う形式のネットワークを土台にしており。「本部」から、”そこ”を経由してのVGA程度の表示能力でのテレビ放送が出来る、機構(公衆電話に軽微なWIFI機能と、放送設備が付いてる、と言うニュアンス)。実際には中継点を経由して放送範囲を拡大させる、まあ今は懐かしいPHSの拡張みたいな構造をしてて。そこには6KB/s程度の”無料帯域”が有る。
”そこ”にまず、「雅」と言う名のゲームハード?がくっ付いていて。「データ放送」のデータを、”それ”が利用する事が出来た。自分が最近主張する、「地デジのデータ放送活用」それを具現化してる、感じ。ハード能力はドリームキャストに少しパワーを乗せた程度だが、逆に言えばドリームキャスト程度のゲームなら動く、訳だ。
この結果、この「雅」というハードは、「視角」の普及範囲と同じ範囲にしか提供出来なくなった。以後、”これ”を摸した、或いは踏襲する様なハードは皆、この「視角」の普及範囲内にしか、明確な活動場所が無い、と言う事に成った。
つまり?
競合が「地デジ」である。
地デジが、この「視角」のデータ運用が出来なかった理由は多分様々、ある。インターネットとテレビ、どっちが大事?と言う二択を迫られた際、インターネットはあくまでも次点だった、多分。「視角」はその際、”両立を選択出来た”優位?が有り、結果で最初からデータ放送のゲーム的連携、と言うのを基本構造に組み込めた、のだが。地デジは今も、明確には出来ていない。何かの不足感は、或いは故だ。
しかし、一応ここ?で、皇帝の変化が有る…「視角」企画側が皇帝的なポジションに成った、訳だが。結果で、インターネットとの有機的連携を模索できる可能性は出てきた、しかし。
…どっち?
現状から「地デジ+インターネット」が、その「視角」的な連携を構築する、事は先に書いたが、可能では、ある。その際のハードパワーは「視角」のそれを遥かに凌駕する!とは言え、まあ一応はコスト的劣勢はまだ、ある。一応、テレビとPCの融合ネタ、も考えたが、現状でもしこれが有って期待されるIFを装備してても。直ぐに普及、と言う訳にも行かないだろう。
そうだろうか。
何にせよ、この先、方向性で衝突?がある。「視角」か、「地デジPC」か、だ。両者を共存させる事はもちろん出来る、しかし。市場範囲や内容が非常に似通っており、明らかに、競合でしかない。
…どっち?
テレビの為に、前者は本体価格以外に月額一万円程度の出費は必要だが、その分4Kだ8Kだ
、そもそもハイビジョン放送を土台にして、そして従来の延長である。PS4とかも、もちろん”こっち”だ。それによって提供されるコンテンツは、いわゆる”ゲーム”と言うより映画に近いニュアンスを持つ。
後者は本体価格も安ければ、月額出費さえ基本的には無い。その分、今では低画質&低速環境がデフォルトだが、とは言え今でも、テレビを古いブラウン管で見てても「さほど差は無い(誇張)」のだ。昔からテレビの画質はそんなに良くない、のが”普通”で。そしてその上で動いてきたテレビゲームも、そんなにハイスペックである必要が無かった。漫画を読んでるニュアンスのこれは、或いは地デジに反発していた層の、安住の地でさえある。ただ、もちろん或いは、「日本で」の運用を想定したモノ、だ。運用も日本的、名前が既に帝、天皇制への肯定が強く。外国には或いは、文化的侵略でさえ有るかもしれない。
…どっち?
後者が普及しよう、と言う時。この感覚が、壁に成る。「視角」は地デジの市場に、ごりごりと食い込んでくるのだ。当然、従来の方向性には反発が有り、そして膨大とも言える設備投資が有る。今迄だって不足が有るのに、視角の侵攻はそれを、更に切迫させる訳だ。そこに対立は発生し、分岐が発生はする。
自分の理想?では、「視角」帯域で満足できない人は、月学料金を追加で払っての高速回線&ハイパワー領域を、と言う感じだった…今までは、「地デジ」はその、追加のハイパワー領域でしか無かったのだが。「地デジの方が先」である、先人。普及台数も、普及範囲も段違いだ、これを「やり直せ」それは、かなり無理が無いか?
或いは、NHKが集金体質に成ってきたのも「だから」かもしれない。粉飾してる訳では無い?しかし。この先、ここには重い危機感がある訳だ、囲い込み的な意識が、更なるパワーを!そんな方向性に成ってきたのだろうか。
自分の意向的には、もちろん?か、「視角」では、ある。自分で考えた、のだ。地デジが幾ら巨大な普及をしていても、我が子の方が可愛い。とは言えそんな理由で、地デジにダメ出ししてる、と言うのも正義とは言えない訳で。ここに「大賀さん」が有る時、そこに対立の芽は有って。
そして妙に、自分は何も言えない、感じ。