それは個人的な感覚ではあるが、「良いアイディア」それにはしかし、要求はある。
言えば「家出少女です、どうすれば良いですか?」へ何を返答するか、で決まっては来る。
※「pixAI」にて、タイトルをプロンプトに入力して出力。
「こんばんわゲーム遊びに来ましたー」なんて話は本当にあるのか。
ともかくこの場合、もちろん「解らない」では話に成らない、”相手”の状況を察して適切な応答と経路を想定する、くらいは大事な話にはなる。「何処か居るでしょ?部屋開いてる友達とかお金持ちとか」ともかく普通、その家出少女には、そのどっちの知り合いも居ないだろう、居れば打開出来る、というのを描かれても絶望を加速させるだけでしかなく。もちろん?それは良いアイディア、という事には成らない、だろう多分。
良くも悪くも、そう言う感じでの「現実」へのフィードバックに非常に大きい価値、そう言うのが出るのはまあ、間違いはない。
一応状況的には、補導員かに発見してもらい、事情を聴いて保護し、家庭環境を精査した上で、施設入居等々の適切な対応をする、のがまあ…この場合の良識と言うものではある。ただ漫画にすると、「暴漢に襲われてる少女を主人公は助けるが、その少女には深刻な秘密が」みたいな感じ、ではある。この辺もちろん、”作者”も意識してる訳ではない?なんせ漫画の中の話だ、現実と一部シンクロしていても。ともかく、”それ”が適切な打開を提示し得るなら、それを読者は評価し、或いは換金に応じる様になる。
筈。
大概の人気作家が「白紙を見てるとネタは浮かぶ」様な返答をする、その理由ではある。白紙の先は異世界に通じている、彼らはそれを通して”現実”を見ている、のだ。その上で、視野に入った「問題」に声を掛ける、応じる、その先に名作が発生する、訳で。逆説的に?”彼ら”は見分を広める、というのは特に必要としない、かもしれない、白紙の先が現実に通じているなら?彼らは何処までも見に行く事は出来る訳で。まあもちろん、現実の自分がそうであるように、旅行するというのも面倒はある訳だが。
している事は、餌を探し歩く、野生動物のそれではあるのだろうけども。
この「視界」を、どうやって確保する?という点で、そこに境目はある、ともかく「普通」それで有る必要は、有る、如何なる事態を前にしても、だ。作品を提示し、読者に査定され、その上でランクは上がっていき、やがて許可が出る、先で「作家」そのステージはある。”それ”まで何を描いていくか、何を選択していくか?で、方向性とかも「世界」は解っていく事になる、ともかく本人が望む方向への面倒、それは常に眼前にはあるモノで、それに対して逃げるか進むか、それは本人の選択には成る。ただまあ、最近深刻なのが「命令してくる奴がウザいです、何とかして」で、返答にはしかし、返答者自身の現状が影響する場合が増えてきた、そう言う面はあるかも。ともかく聞かれても居ないのに「こうしなさい」それは、ウザい。
まあ一番つまらない返答が、一番ウケたりする事もある訳で。
「世界の不幸がやみません、どうすれば良いですか?」
「頑張れば打開できる筈です、考えましょう」
諦めるな、という表現は適切じゃないかもしれないが。