我が地方の天気はこのところ日替わりです。気温も日替わり。四日前の先月二十九日の日照時間は五時間六分、三十日は九時間四十二分、三十一日はゼロ、四月一日は十時間十八分、そして今日二日はまたゼロ。
日参している慶林寺の門前では山茱萸(サンシュユ)が花盛りを迎えていました。
手許にある樹木図鑑によると、樹高は5~10メートルと記されていますが、 この樹は幹も細く、高さも3メートルほどしかありません。山茱萸は漢名。日本では春黄金花(ハルコガネバナ)とも呼ばれます。早春、葉がつく前に木一面に黄色の花をつけることからつけられた呼び名だそうです。秋になると、茱萸(グミ)のような紅い実をつけるので、珊瑚にたとえて、アキサンゴとも呼ばれます。
原産地は中国浙江省から朝鮮半島中・北部にかけて。江戸時代の享保年間に朝鮮経由で我が国に持ち込まれ、薬用植物として栽培されるようになったそうです。花期は早春から春(三-五月)。花径は4~5ミリ。秋になると、長楕円形で紅く熟す実を結びます。味はグミに似て、甘く、酸味と渋みがあります。
温めた牛乳にこのサンシュユの枝を入れ、保温しながら一晩置くとヨーグルトができると聞きましたが、本当かどうか。
ブルガリアにはヨーグルトの木と呼ばれる木があり、このサンシュユはヨーグルトの木の親戚に当たるので、同じようにヨーグルトをつくることができる、という話ですが、じゃあ、牛乳は何ミリリットル使い、サンシュユの枝は何センチのものが何本くらい? 皮は剥くの? 剥かないの? いまのところ、答えてくれるWebページや虎の巻にはお目にかかれません。
乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ)とトマトは私が苦手とする食べ物です。嫌いだからいっさい食べない、というのではありません。身体には佳いと思うので、極力食べようと思うのですが、好んで食べたいと思うわけではないので、買ってもついつい腐らせてしまうことが往々にしてあります。
参道入口(画像上)と同・中ほど(下)の河津桜。両方ともほぼ満開です。
慶林寺から帰る途中、いくつかある野菜の無人販売所の一つに菜の花が出ていたので買って帰り、夕食に菜の花と浅蜊(アサリ)のパスタをつくりました。