先週の土曜日、我孫子の天王台へ行ってきました。
平將門ゆかりの柴崎神社があると聞き、先日、手賀沼近くにある將門神社を訪れた帰りに寄るつもりでおりましたが、道を間違えて疲れてしまったので、日延べしていたものです。
天王台は我孫子の一駅先ですが、直通電車がないので、我孫子で乗り換えます。
北口に出ました。日中のことゆえ、降りる人はほとんどありません。
駅から徒歩八分で柴崎神社に着きました。
柴崎神社拝殿。創建は天慶元年(938年)。祭神は天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)。明治の廃仏毀釈までは妙見社だったようです。
この神社が平將門ゆかりの神社だと知ったのはどこかのブログでした。しかし、いざ訪ねようと決めて、下調べをしてみると、該当するような記事はどこにも見当たらない。
將門神社を訪ねるときに検索したあたりに……とさまよってみましたが、見当たらない。あるいは、佐倉の桔梗塚を訪ねるときに……とさまよってみましたが、やはり見当たらない。
ブックマークをしておかなかったことが悔やまれますが、直接行ってみるにしくはなし、というわけで出かけてきたのです。
が、結局は成果なし。將門の「ま」の字もありませんでした。
伝承では將門が祈願所にしていたということです。祈願したからには何か奉納したものがあるはずですが、それらしきものは何もないみたいです。
本殿前には狛犬の代わりに亀。中央の亀は地元らしき石材店と中国廈門の石材店が奉納した旨が記されています。
柴崎神社の本殿を裏側から。
柴崎神社に隣接してあった別当寺・真言宗豊山派円福寺。
取手と我孫子にある新四国相馬霊場八十八か所の第五十五番。江戸初期の開創と伝わっています。
鯖大師堂がありました。右手に鯖を持つ弘法大師像が安置されています。三年間、鯖を絶って祈念すると、願いごとが叶い、病気も治り、幸福になれるそうです。
本来の鯖大師があるのは徳島県海部郡海陽町の四国別格霊場第四番・鯖大師本坊。
すぐ裏手には曹洞宗の東源寺がありました。
天文九年(1540年)、北条氏康の開基。曹洞宗のお寺なのに大師堂があって、新四国相馬霊場八十八か所第七十五番。
東源寺の真榧(マガヤ)の樹。根周り6・3メートル、樹高24メートル。樹齢は二百五十年。千葉県指定の天然記念物です。
新四国相馬霊場八十八か所を開いた観覚光音(1711年-83年)が手ずから植えた樹だと伝えられています。
この榧の樹は志賀直哉の「十一月三日午後の事」にも登場しています。
「東源寺と云う榧(カヤ)の大木で名高い寺への近道の棒杭(ぼうくい)のある所から街道を外(そ)れて入った」
この小説の主題は東源寺ではないので、ただこれだけのことですが……。
帰りもまた我孫子で乗り換え。乗り換え時間を利して、プラットホームの弥生軒という立ち食いそば屋で唐揚げそばというのを食べました。
私のブログにときおりメントを寄せてくださる「にゃん」殿のお薦めがあったからで、今回はこれを食べることも目的でした。
有名かつ人気のメニューらしく、いろんなブログに取り上げられています。
そばが見えないほどデカイ鶏の唐揚げが二つ、どど~んと鎮座しているというのが売りであったし、自動販売機で食券を買うときもほかのメニューを目に入れなかったのですが、「お待ちどう」といわれて出てきたのを見て、ハタと戸惑いました。このデカサではさすがに食べ切れぬと思ったのです。
それでもまあ、ものは試しと思って食べ始めました。おつゆもそばも熱々なのであろうけれども、唐揚げは冷めています。
何口か食べて、おつゆの中に浸し、温めようとするけれども、そばが下敷きになっているので、なかなか沈んでくれません。下敷きを取り除くべく、そばを食べようとしても、上の重しが邪魔をして、引っ張ると細切れになったそばがすくえるだけです。
ふーっと溜息をついている間に、あとからきて、かけそばを注文したおばさんが食べ終わっておりました。
やっと唐揚げ一つを平らげたところに、若い男性がつづけて二人入ってきて、唐揚げ一個のそばを注文。ここで私はようやく一個だけでもいい、というメニューがあったことに気づかされました。
店内に掲げられた写真つきのメニューを改めて眺めてみると……私が挑戦中の二個入りは¥440。一個だと¥340。かけそばが¥240となっていますから、唐揚げは一個¥100ということになります。
ケンタッキーフライドチキン(KFC)と比較したら、単純に比較してくれるな、といわれるかもしれないが、こちらで食べれば1ピースは¥240。弥生軒の唐揚げは分量的には2ピースぶんは充分にあります。すなわち4ピースぶんに匹敵します。KFCでは4ピース頼めば、4×¥240=¥960が割引になって¥930のところ、こちらはわずか¥200。
まだそばはほとんど食べていないのに、すでに満腹感が漂い始めていたので、余計なことばかり考えます。
……結局、二個目の唐揚げは食べ切れませんでした。
苦戦したというちょっぴり苦い思いだけが残って、味は……よく憶えていません。
北小金の一駅前、南柏で降りて、腹ごなしに一駅分歩くことにしました。
旧水戸街道をのんびりと歩いて行けば、北小金の駅に出ます。
一か月半前、大清水湧水を探索したとき、道を間違えて、まったく方向違いのこの道を歩いていました。そのときに寄った香取神社です。
旧水戸街道をさらに歩いて行くと、行念寺がありました。浄土宗のお寺で、創建は明応二年(1493年)。開山は經譽愚底(きょうよ・ぐてい)上人。
この經譽上人は北小金にある東漸寺の開山(1481年)でもあります。
東漸寺を開く前、上人は寛正年間の初め(1460年-65年)に下総国鷲野谷の地に行っています。後年、辨榮(べんねい)聖者が生まれる集落です。
なぜそんなところに行ったのかというと、鷲野谷は幽遼蒼巒の境にあって、薬師如来霊応の地だと伝えられていたからだそうです。
そこにはかつて寺がありましたが、すでに堂宇は崩れ、薬師如来を安置した一小堂の残る草庵があるだけでした。
やがて村民の協力を得て再興されましたが、これが醫王寺です。東漸寺の開基に先んずること二十年、寛正二年(1461年)のことでありました。
我が庭の曼珠沙華はすっかり花も終わって葉が出始めました。
1個なら充分味わいながら食べられると思いまする。
が、2個の苦戦体験がトラウマになるのではないかという気がしないでもありませぬ。
う~む、4個食べるヤツが…。
私も高校生の頃なら食べたかもしれませぬ。
ちょっと説明不足でした…m(_ _)m
さすがに2個は キツいですよね
オイラいつも1個乗せです…(-.-;)
近くの高校生なんかは 単品唐揚げを頼んで どんぶりに汁を入れてもらい唐揚げを入れて食べてました
前には かなりの強者で2個乗せ蕎麦に 更に追加で2個 合計4個乗せ蕎麦食べてた方がいました
あれは スゴかった(((゜д゜;)))
次回は 1個乗せでチャレンジして下さい