雨の音を聞くのは久しぶりです。
春が一歩進みました。
今日は火曜語りの会でした。
まずは美味しいお菓子とお茶でお花見便り。
身延山久遠寺の見事な枝垂桜のお話を聞きながら、
お饅頭を頂きました
語る前に一服しちゃっていいのかな・・・と思いつつ。
今日の語りは、菊池 寛の名作『藤十郎の恋』
元禄時代の上方の名優、坂田藤十郎を題材にしたお話です。
藤十郎は、不義の男の役作りのために、夫のある身の芝居茶屋の女将お梶に、偽りの恋を仕掛けます。
その果てにはお梶は自害してしまいます。
お梶を思えば憐れでやるせなく、何と憎き藤十郎許せぬ!と思うものの、
芸のために非常なまでの手段をとる藤十郎に役者の凄みを感じます。
迫真の芝居が目に映るようです。
でも、このおはなしの山場のシーンお梶の必死の覚悟の末の言葉
「藤様、今おっしゃった事は、皆本心かいな。」
言ったあと、胸が痛かったです。
歌舞伎の世界の話で、艶や色気が漂うものですが、
一時間の語りを終えると、開口一番の感想は、
「これ、昔映画で観たわ~~。長谷川一夫が藤十郎でね」
と、嬉しそうに。
それからは、次々に歌舞伎役者、映画俳優の名前が飛び出して、
さながら、日本映画史を追うように大変盛り上がりました
会を終えて、「来月はどんなおはなししてくれるのか楽しみだわ~~」との声が、
何より嬉しいです
春が一歩進みました。
今日は火曜語りの会でした。
まずは美味しいお菓子とお茶でお花見便り。
身延山久遠寺の見事な枝垂桜のお話を聞きながら、
お饅頭を頂きました
語る前に一服しちゃっていいのかな・・・と思いつつ。
今日の語りは、菊池 寛の名作『藤十郎の恋』
元禄時代の上方の名優、坂田藤十郎を題材にしたお話です。
藤十郎は、不義の男の役作りのために、夫のある身の芝居茶屋の女将お梶に、偽りの恋を仕掛けます。
その果てにはお梶は自害してしまいます。
お梶を思えば憐れでやるせなく、何と憎き藤十郎許せぬ!と思うものの、
芸のために非常なまでの手段をとる藤十郎に役者の凄みを感じます。
迫真の芝居が目に映るようです。
でも、このおはなしの山場のシーンお梶の必死の覚悟の末の言葉
「藤様、今おっしゃった事は、皆本心かいな。」
言ったあと、胸が痛かったです。
歌舞伎の世界の話で、艶や色気が漂うものですが、
一時間の語りを終えると、開口一番の感想は、
「これ、昔映画で観たわ~~。長谷川一夫が藤十郎でね」
と、嬉しそうに。
それからは、次々に歌舞伎役者、映画俳優の名前が飛び出して、
さながら、日本映画史を追うように大変盛り上がりました
会を終えて、「来月はどんなおはなししてくれるのか楽しみだわ~~」との声が、
何より嬉しいです