私の日課のひとつに、詩を読むということがある。
まぁ、語ることもあるが・・・
好きな詩を口中で繰り返して読む。
良い詩だなぁと思った詩は、それを何回も読んでいると、やっぱり、心が清められるようだ。
自分の世界は詩のようにはならないが、
それでも、清々しい気持ちになって、体も軽くなるような気がする。
今日少しものを整理していたら、
高校時代の3年の時の文集がでてきた。
私が詩をよく読むようになったきっかけは、
書道の先生が、よく、詩を書いてくれたからだった。
先生は、副担任の先生でもあった。
漢詩も書いた。
初めて書いた『静夜思』も、残っていた。
今よりいい字だ。
文集の終わりに、書道の先生が詩を贈ってくれていた。
美しく潔い字で。
今日それを見ただけで、心が洗われたような気がした。
すっかり忘れてしまっていた詩だった。
なぜ、忘れていたのだろう。
それはきっと、高校生の頃は、この詩が、もしかして胸に入ってこなかったのではないか。
でも、今日は、違った。
だから、もう一度、暗唱するまで何度も読んだ。
その詩を書いておきたい。
「おだやかな心」
ものを欲しいとおもわなければ
こんなにもおだやかなこころになれるのか
うつろのように考えておったのに
このきもちをすこし味わってみると
ここから歩きだしてこそたしかだとおもわれる
なんとなく心のそこから
はりあいのあるきもちである
八木重吉『八木重吉詩集』
「おだやかな心」でいたいといつも思うのに、なかなか。
確かに、ここから歩き出してこそなんだな。
この気持ちに、張り合いがあるのがいい。
今頃ですが、先生の想いが伝わってきました。
先生の字に、久しぶりに触れ、先生の声まで聞こえてきました。
長い時間をかけてやっと胸に入ってきました。
ありがとうございました。
私は幸せだ。
素晴らしい言葉を伝えてくれた、心に刻んでくれた、恩師と呼べる先生がたくさんいる。
学生時代のそれぞれの場で、恩師との強烈な思い出がある。
その先生方の笑顔や声は決して忘れるものではない。
私の出会った、今も心に残る先生方は、
実直な熱のある先生方だった。
言葉に迫力があった。
言葉が強いとか、大きいとかでなく、心の底からの優しい迫力だ。
そして、やさしい穏やかな目をされていた。
やっぱり、学校訪問では、
無意識にも、そんな先生方の姿が自分にも映っているのだろうか。
「おだやかな心」で、心の底からの優しい迫力をもって、
まっすぐ語りたい。
そんなことを思った日だった。
まぁ、語ることもあるが・・・
好きな詩を口中で繰り返して読む。
良い詩だなぁと思った詩は、それを何回も読んでいると、やっぱり、心が清められるようだ。
自分の世界は詩のようにはならないが、
それでも、清々しい気持ちになって、体も軽くなるような気がする。
今日少しものを整理していたら、
高校時代の3年の時の文集がでてきた。
私が詩をよく読むようになったきっかけは、
書道の先生が、よく、詩を書いてくれたからだった。
先生は、副担任の先生でもあった。
漢詩も書いた。
初めて書いた『静夜思』も、残っていた。
今よりいい字だ。
文集の終わりに、書道の先生が詩を贈ってくれていた。
美しく潔い字で。
今日それを見ただけで、心が洗われたような気がした。
すっかり忘れてしまっていた詩だった。
なぜ、忘れていたのだろう。
それはきっと、高校生の頃は、この詩が、もしかして胸に入ってこなかったのではないか。
でも、今日は、違った。
だから、もう一度、暗唱するまで何度も読んだ。
その詩を書いておきたい。
「おだやかな心」
ものを欲しいとおもわなければ
こんなにもおだやかなこころになれるのか
うつろのように考えておったのに
このきもちをすこし味わってみると
ここから歩きだしてこそたしかだとおもわれる
なんとなく心のそこから
はりあいのあるきもちである
八木重吉『八木重吉詩集』
「おだやかな心」でいたいといつも思うのに、なかなか。
確かに、ここから歩き出してこそなんだな。
この気持ちに、張り合いがあるのがいい。
今頃ですが、先生の想いが伝わってきました。
先生の字に、久しぶりに触れ、先生の声まで聞こえてきました。
長い時間をかけてやっと胸に入ってきました。
ありがとうございました。
私は幸せだ。
素晴らしい言葉を伝えてくれた、心に刻んでくれた、恩師と呼べる先生がたくさんいる。
学生時代のそれぞれの場で、恩師との強烈な思い出がある。
その先生方の笑顔や声は決して忘れるものではない。
私の出会った、今も心に残る先生方は、
実直な熱のある先生方だった。
言葉に迫力があった。
言葉が強いとか、大きいとかでなく、心の底からの優しい迫力だ。
そして、やさしい穏やかな目をされていた。
やっぱり、学校訪問では、
無意識にも、そんな先生方の姿が自分にも映っているのだろうか。
「おだやかな心」で、心の底からの優しい迫力をもって、
まっすぐ語りたい。
そんなことを思った日だった。