~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

お疲れ様の日

2011年08月27日 | 日々徒然
今日は、自分の中で、夏の様々な行事が終了した日でした。
いろいろなところで「お疲れ様でした。」と交し合い、
自分にも「お疲れさま」。


お盆を過ぎてからは、中高生と関わる仕事の連続でした。
たくさんの個性豊かな生徒諸君と出会いました。
語れば語るほど、瞳の輝きを見いだせ、
未来の姿を想像する楽しみを得る日々でした。
みんな、胸に秘めた思いを持つ、頼もしい若人でした。


私が「20歳になったらまた会いたいな、みんなどんなかなぁ、楽しみ。」と言うと、
ある男子生徒が「大学生ならいいけど、ニートになって引きこもってるかも」と、ぼそっと言いました。

「そっかぁ、そん時は、絵本の仕事手伝ってよ、お話し会の準備とかもね」と冗談ぽく言うと、

「オレ、結構、『ジオジオのかんむり』だっけ?あれ好きだった」と絵本の名をすらっと言ったのです。



中学3年生の男子から、すっと絵本のタイトルが聞けると思ってなかったので、はっとしました。

ジオジオは、頭の上の冠がきらっと光るだけでも、みんなから怖がられているライオンの王さまです。
しかし、今や、ジオジオは、年老いて目も弱くなり始めた孤独の王さま。
ジオジオはつまらなくなってきました。誰かとゆっくり話したくなってきたのです。
そんな時、卵を全部失くした灰色の小鳥に会います。
ジオジオは、いいことを思いつきます。


「『ジオジオのかんむり』すきなんだぁ」と、私。
彼は、ちょっと照れくさそうな、打ち解け笑いを小さくくれました。

少しうつむき加減のしぐさが思い出され、
一瞬、ジオジオのつまらそうな目と重なりましたが、

そうかぁ、そうかぁ。。

この絵本が心に残ってたのね~~。

きっと、自分のやりたいことを見つけ出し、未来の道を拓いていけるね。


中学3年生・・・いろいろ考えるよね。
高校生・・・ちょっと人生考えるよね。


井上ひさし『握手』
芥川龍之介『鼻』
森鴎外『高瀬舟』
志賀直哉『小僧の神様』
中島敦『山月記』

難しいよねぇ。


次は、MCで絵本読んでみよう!
国語の先生じゃないから、やえちゃんだから、絵本読みありですよね。
何ていっても、中学生の生の声聞いたものね~~。
たまには、絵本で休息。

自分の好きだったものに触れるのって、ちょっと懐かしくて、いいですよね。

『ジオジオのかんむり』好きだった~って、声が聞けるかも


みなさん、今日一日、お疲れ様でした





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