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民王/池井戸潤

2021-02-09 | 池井戸潤
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政治家の父親と大学生の息子の体が入れ替わることで、息子は父親の苦労を知り

父親は、息子は息子なりに努力をしていることを知る。

コメディ小説というところでしょうか?

しかし、相変わらず池井戸さんの小説は痛快で、読んでいて面白いです。

特に漢字が読めないシーンはお腹を抱えて笑い、面接官に啖呵を切るシーンは本当にスカッとします。

漢字が読めない総理大臣といえば、麻生さんが真っ先に浮かんできますが、実を言うと麻生さんは決して嫌いではありません。

この物語に登場する麻生さんと思われる総理大臣も、決して悪い人ではありません。

また、物語に登場する旧民主とだと思われる政治家も、最後は民事党と手を組み、本当の悪と戦います 。

池井戸さんは揚げ足ばかり取らず、与野党関係なく切磋琢磨し、国のため国民のために働けと

物語を通して訴えかけているのだと思いました。



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