映画「しゃべれどもしゃべれども」を見ました。
落語家役を国分太一、落語を習いにくる生徒役が香里奈です。
私は落語は好きで、聞いたことあるし、本も読んだので落語自体は
「ああ、あの噺か」
と毎度お馴染みのものばかりでした。
落語って普通のお笑いと違って、古典っていうのが特徴です。意外な笑いよりお約束通りの笑い。
「ここは、こうくるか。うまいねえ」
みたいな見方です。
普段、面白いことしゃべらないのに落語覚えてる大人っているかもね。
真面目で無口な人が隠し芸で落語やるとかね。
子どもの頃、お正月におじいちゃんの家で親戚どおしの隠し芸大会とかやったなあ。たしか手品とか当時やったかも。
大人になってからは引っ込み思案が強くなってまともにしゃべることもないけどね。子どものときのほうが頑張ってしゃべったり、友達作ろうみたいなパワーがあったなあ。
映画はそこそこ、ハートウォーミングな話で楽しかったよ。関西弁の子役がなかなかいい。
名古屋出身の香里奈がヒロインなのも大事。芸達者とは思えない香里奈をうまく映画に使ってる。
香里奈って美人かも知れないけど愛嬌ないなあってイメージが付いちゃいますね。
私は、この映画以外のドラマなどでの香里奈を見たことがないのです。が、名古屋出身ってだけで応援したくなります。
国分太一はこの映画で評価されるとは思えないので、香里奈のための映画って感じです。
東京の浅草のほおずき市とかが映されているのも見どころですな。田舎もんの私から見ると東京って昔からこんな賑わったお祭りがあったんだな、すごく都会だなあ、って感心したね。
都電が何回か出て来て短い東京生活を思い出したよ。
東京と名古屋に思いいれがある私にはぴったりの、気楽な作品でした。
ラストはあまりにも工夫のない終わり方で逆にびっくりです。
写真は名古屋の映画館にあったサイン入りポスターです。
さみ楽しい1人映画でした。