愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2024.5.3)
令和6年能登地震 被災者応援ボランティアバス
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。
災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。
災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について
代表の久田です。
愛知ボランティアセンターでは、十八成浜 “新生”プロジェクト&震災孤児遺児応援プロジェクトとして、以下の2つの構想の実現に取り組みます。そこで、多くの方の英知と経験と行動力をお借りして、この構想の実現に向けたプロジェクトチームを立ち上げます。多くの方にご参加頂けることをきたしています。
(1)くぐなりビーチプロジェクト ~「くぐなりビーチ」スポーツエコパーク& “A級”グルメ 構想~
この構想は、4月末頃に基本構想を考え、5月に何人かの十八成の方と相談し、6月2日(土)に、高台移転をする方々の役員会で検討し、6月16日(土)に、高台移転をする方々の会議で、7月7日(土)には「くぐなりのこれからを考える会」として、十八成浜行政区にお住まいの皆さん全員を対象とした会議で、それぞれ提案したものです。順を追って、必要と思われる会議で提案し、手続きを経たものであり、十八成浜行政区の多くの方々はこの構想に期待を込めて賛同されました。また、現地ボランティアの出発式や、私が参加した回の現地ボランティアバスの中ではお話をしてきたものです。ブログだけをご覧の方は唐突に思われるかもしれません。が、丁寧に手続きを踏んでいかなければならないデリケートなものですから、ブログでは極めて抽象的な紹介にとどめてきました。また、ブログでの今回の提案も、その性質上、一部にとどめざるをえないことをご了解ください。
高台移転をされる方は「十八成浜・海の見える丘推進協議会」を設置されて、高台移転を進めていかれます。会長は沼倉憲一さん。十八成避難所の初代リーダーで、現在は鮎川の「おしかのれん街」で酒店を奥さんと営まれています。そして、私(久田)が、この協議会の事務局長を仰せつかりました。
くぐなり新生構想が高台移転と密接につながっているゆえですが、当事者でもなければ、地域住民でもない私が協議会の事務局長を務めるということは異例のことと思います。これは昨年6月から十八成浜で継続的に応援活動を続けてきた中で信頼関係が築かれているからこそのものです。
この構想の詳細をネット上で報告することは、その性質上できませんが、砂浜が美しかったかつての十八成のイメージを大切にするとともに、津波で流されてできてしまったドーム球場5個分もの広大な平坦地を活用することを大切にして考えた構想です。行政の復興計画にも大筋では沿っているものです。また、設備に多額の投資を必要とするものではありません。
年間50万人の観光客を迎えることを当面の目標としています。牡鹿半島には最盛期には年間60万人の観光客が訪れていたそうです。十八成浜にも7万人の海水浴客が訪れていたといいますから、年間50万人の観光客はけっして不可能な数字ではないと考えています。
年間50万人の観光客が十八成を訪れれば、その経済効果は十八成浜にとどまらず、牡鹿半島全体はもとより石巻市全体、さらには宮城県全体にも波及していくものになります。十八成浜での応援活動が、十八成浜だけにとどまらず、被災地全体の復興にも関わってくる壮大な計画でもあると考えています。
“A級グルメ”構想は、牡鹿のおいしい水産物(サバ、穴子、ワカメ、牡蛎、鯨…)などを「牡鹿ブランド」として、世界から訪れる観光客に味わって頂き、ブランド化していきたいと考えています。
雇用は十八成にお住まいの皆さんを最優先していきます。さらに、ここでの利益の一部を、愛知ボランティアセンターが進めている震災孤児遺児応援ワンコインサポーターズに寄付します。孤児遺児の皆さんやご家族の方々をくぐなりビーチに招待し、応援のメッセーセージを届けるようなことも企画していく予定です。
さらに将来的な構想として、ここでの利益は、高齢者の多い十八成浜を、高齢者の住みやすい街、高齢者が住みたくなるような街にするために積極的に活用し、他地域から高齢者が移住したくなるような街づくりをしていきたいと考えています。
利益を上げることとともに、孤児遺児応援という明確で継続的な被災者応援をしつつ、高齢者が住みたくなる街作りをすすめるこの構想。基本は「分かち合い」という考えに基づいています。高福祉国家として知られるスウェーデンに「オムソーリ」という言葉があるそうです。「一般には『社会サービス』を意味する言葉ですが、その原義は『悲しみの分かち合い』」です。そして『オムソーリ』は『悲しみを分かち合い』、『優しさを与え合い』ながら生きているスウェーデン社会の秘密を説き明かす言葉」でもあるのです。(引用:「分かち合いの経済学」神野直彦著 岩波書店 2010年4月発行)
「悲しみを分かち合い」、「優しさを与え合い」ながら生きる。くぐなりビーチ構想で、私がめざしたい方向はここにあると思っています。十八成の皆さんと、そして応援してくださるすべての皆さんとともに、深い意味での復興をめざして、十八成での活動を進めていきたいと考えています。
さて、具体的には…。十八成浜・海の見える丘推進協議会は一般社団法人を取得する方向です。そして、石巻市や宮城県との交渉・折衝が必要となってきます。また、多くの有名人・著名人・関係団体の方々に応援団になっていただきたいと考えています。ブランド化の権利取得も必要になってきます。ビーチスポーツパーク構想の具体化も必要になります。こうしたことをすすめながら構想を明確にしていき、復興プラン募集するコンペに応募し、資金調達を図ります。
資金調達のメドがたった段階で、観光開発会社(もしくは観光開発組合)を設立し、プランを一つずつ実現化させていきます。
かなり壮大なプランです。被災者応援ボランティアの領域を超えていると思われます。ですが、このようなところまでできて、被災者の皆さんの笑顔を見られるのではないかと思います。
壮大なプランのため、尻込みされる方もいらっしゃるかと思いますが、多くの人の意見を聞きたいと思っています。このプロジェクトを「くぐなりビーチプロジェクト」と名付けます。
(2)牡鹿工房プロジェクト
さらに新生プロジェクトでは、もう一つのプロジェクトも進めていきます。牡鹿半島の鯨と鹿をイメージした図案制作をリゾートトラストさんに関連するデザイナーさんにお願いしています。一方、これまで鮎川小学校仮設住宅で山口和子さんが中心となって手芸や漢字アート教室を仮設住宅の皆さんと続けています。ここに集まっていらっしゃる方々を中心にして、この図案の刺し子などを手作りし、販売していこうというプロジェクトを進めています。被災者が集まって作業することだけでも意味のあることですし、幾ばくかでも現金収入があればそれもうれしいことと思います。こちらは名付けて「牡鹿工房プロジェクト」。このプロジェクトチームも募集しています。
この二つは将来的には一つにまとめる方向ですが、当面は別々のものとしてスタートさせる考えです。
第1回ミーティングは、両方のプロジェクト合同で、8月5日(日)午前10時~午後0時、東別院会館で開催します。
「3・11 YELL」から5ヶ月。また皆さんと何かしたいな、おもしろいことができるんじゃないかなと思っています。愛知ボラセンにこれまで関わってこられなかった方ももちろん歓迎です。軽い気持ちで来て頂いてかまいません。どんなものかという見学でもかまいません。どうぞ、ご参加ください。なお、参加希望の方は、愛知ボラセンHPの牡鹿・くぐなり 新生&復興構想 プロジェクトチーム参加応募フォームからお申し込みください。
応募フォームはこちらです。