愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2024.5.3)
令和6年能登地震 被災者応援ボランティアバス
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。
災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について
令和6年能登地震 被災者応援ボランティアバス
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。
災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について
代表の久田です。
4月に実施しました第154回東日本大震災被災地ボランティアは、多くの気づきがあり、愛知ボラセンの被災地での今後の活動の方向が明確になった活動とすることができました。最低催行人員の35人に満たない28人の参加者でのため、中止する選択もありましたが、ここで行かなければ十八成浜へ今後ボラバスを出せなくなると考え、赤字での開催としましたが、それ以上の深い学びをえることができました。
「十八成仮設から孤独死を出さないお手伝いを」は成果をあげました
愛知ボラセンは、十八成浜から瓦礫がほぼなくなり、住宅を流された皆さんが仮設住宅に引っ越しをされた2011年9月から「仮設住宅から孤独死を出さないお手伝い」を目標に、十八成浜で、「十八成食堂」、「心配り・心拾い」、「チーム恭一」などの活動を行ってきました。
その効果もあり、十八成仮設の皆さんの健康状態は、牡鹿半島の他の仮設住宅に暮らす方々よりもはるかに良好であると、東北大学医学部の調査で明らかになっています。
そして、牡鹿半島の他に地区に先駆けて一般社団法人十八成ビーチ・海の見える丘協議会が設立され、高台移転にむけての合意形成、流された地域の利活用などの合意形成を行ってきました。愛知ボラセンは、理事長の私が同協議会の事務局長となり、協議会の皆さんを応援し、合意形成に協力してきました。
2016年6月に、牡鹿半島の中では比較的早く復興住宅への引っ越しが完了しました。しかし、復興住宅ができたからといって、すべての問題が解決することはありません。むしろ、いろいろな問題が見えてきました。
十八成浜復興住宅が抱える課題
①住民の交流が減る復興住宅
仮設時代は長屋のようなもので、一軒一軒に庭もなく、外に出ると誰かと自然と話をするような状態でした。しかし、庭付きの復興住宅となり、一軒ずつの距離が遠くなり、それに比例して心の距離も少しずつ遠くなっています。
②復興住宅内のくぐなり会館は十八成浜全体の公民館のため…
かつて、私たちは十八成浜老人憩いの家で、ミーティングを行い、十八成食堂の食事をつくっていました。しかし、老人憩いの家は今はもうありません。その機能は、復興住宅入口に作られたくぐなり会館が負っています。十八成浜全体のための施設なので、復興住宅以外の方々も参加しやすいように、復興住宅の入口にあります。会館から離れたところの復興住宅に暮らす方は、「会館は歩いていく気がしない遠い所という感じする」とも語っていらっしゃいます。さらに公園も復興住宅の端にあります。つまり、復興住宅のセンターに、復興住宅の皆さんが気軽に集まれるような場所が復興住宅にはありません。
③くぐなり会館でのボランティア団体の利用はほとんどありません
愛知ボラセンの同会館の利用は今回でようやく2回目。他に訪問するボランティア団体はないと聞いています。前述のようにただでさえ集まりにくい会館に、復興住宅の皆さんが集まるような催しはほとんどありません。
④十八成浜の住民ばかりだからといっても、かつての人間関係が継続されることが多いのです
十八成浜の住民だけが入居する興住宅は、バラバラの地域から集まってくる石巻市内中心部の復興住宅より人間関係は円滑にいくかと思っていました。顔も名前も知らない人同士なら自己紹介などで、人間関係を築くきっかけも作りやすいのですが、しかし、かつての人間関係が続くことが多く、顔と名前を知っているだけに関係を深めることが難しい面があると聞きました。
⑤復興住宅の皆さんは6歳も年を重ねました
東日本大震災から6年。つまり被災者の皆さんは6歳も年齢を重ねられました。私でも震災発生時は54歳、そして今は60歳。残念ながら高齢になればなるほど、体力、気力は落ちていくもの。深刻な病気の方も増えてきています。そして、一人暮らしの方も増えています。
⑥十八成復興住宅は今、孤独死の危険水域に近づきつつあります
2017年2月に川端道子さんがかつてのご自宅付近で、一人でお亡くなりになっていたことは復興住宅の皆さんには衝撃的なことでした。十八成復興住宅では、死後に発見される孤独死がこれからも起きていく可能性が高くなっています。
⑦だから、今こそ「復興住宅から孤独死を出さない活動」が必要になっていると判断しました
本来ならかつてのように、年間20回ほど訪問したいところですが、ご存知のように気軽にボランティアバスを出せる状況ではなくなっています。せめて、季節ごとに訪問し、復興住宅の皆さんの人間関係を深めることができるような活動をしていきたいと考えています。
今年の活動は
第155回7月15日(土)~17日(月・海の日)
第156回9月16日(土)~18日(月・敬老の日)
第157回12月8日(金)~10日(日)
とし、今から3回とも参加申込を受け付けます。早目にお知らせすることで、皆さんのスケジュール調整をしやすくできるかと思います。
第155回、第156回は、「心配り・心拾い」として、これまでのように十八成地域の皆さん宅への訪問、アーモンド苑を整備する「チーム恭一」、そして、「新くぐなり食堂」です。
「新くぐなり食堂」は、くぐなり会館で行います。これまでのようにお弁当をボランティアさんが作るというスタイルではありません。例えば・・・、「餃子の皮利用大会」=餃子の皮に餃子餡を包んで、餃子をつくるとともに、餃子の皮をピザ生地に見立てて、ミニピザをつくる、餃子の皮をクレープ生地に見立てるなど・・・。「お寿司大会」では、創意工夫をして変わり寿司をつくるなど、復興住宅の皆さんといっしょに楽しく創意工夫した食事を楽しみたいと思っています。実はこの2つとも、震災孤児遺児交流「でらえぇ~友だちつぐっぺぇ」ですでに、楽しく作ったものです。みんなで知恵をだしあって、わいわいがやがやと楽しく作って、楽しく食べる、そんな「新くぐなり食堂」を考えています。午後からはお楽しみ会をと思っています。鍼灸マッサージの先生方、ぜひお越しください。楽器演奏、手品などの楽しいパフォーマンスのできる方、ぜひお越しください。
第157回は、第4回アーモンド苑植樹と、歳末吉例餅つき大会を予定しています。
どうか皆さんご参加ください。皆さんのお越しを十八成復興住宅の皆さんが待っています。
お申し込みは以下の、中部キャラバンさんのHPからお願いします。