代表の久田です。
今後の長野災害ボランティアバスは以下を予定しています。
第3回 11月8日(金)夜~9日(土)夜
※愛知県高校生フェスティバル実行委員会が、高校生に参加をよびかけ、十数校の教員と生徒が主に参加する予定。
第4回 11月16日(土)夜~17日(日)夜
第3回以降は、リンゴ農家への応援活動をシフトしていこうと考えています。
豊野地区では、床下泥だしなども徐々に終了しつつあります。
その一方で、周辺のリンゴ園は水害から3週間たっても手付かずのところがたくさんあります。
泥に浸かったリンゴ農園。泥の深さは10~15センチ。
泥を取り除かないと、リンゴの木の根が息をすることができず、枯れてしまいます。
藁はリンゴ園にあったものではなく、周辺の畑から流れてきたもの。
下に落ちているリンゴはすでに腐りかけ、土壌汚染につながります。
木になっているリンゴ。一見食べられそうですが、割ってみると中は腐っています。
このリンゴを放置しておくと、木の栄養分が腐ったリンゴに吸い取られてしまいます。
泥をとり、落ちたリンゴや木になっているリンゴを処理することが求められています。
そこで、リンゴ農園を応援したいので、どこかを紹介してほしいと、
お世話になっている長野市議の青木さんにお願いしました。
青木さんが紹介してくださったのは、中村農園の3代目の中村太士さん(37歳)。
中村さんは仲間のリンゴ農園も気づかい、何かと活動してこられました。
NHKニュース(10月29日)
長野市穂保やその周辺で廃業を決めたり、考えたりするリンゴ農家が出ているなか、
そうした農家の畑を引き受けて地域のリンゴを守ろうと活動を始めた若手農家がいます。
長野市穂保に近い赤沼のリンゴ農家、中村太士さん(37)は、
みずからの畑も水につかる被害を受けましたが、廃業を決めたり、考えたりしている農家に対し、畑を貸して欲しいと申し出ています。
同じ地域のリンゴ農家、田中英男さん(80)にも声をかけ、畑を借りる承諾を得ました。
田中さんは、後継者がいないうえ、今回の水害で農業用機械も壊れたため、60年続けてきたリンゴ栽培を諦めていました。
中村さんからの申し出に、田中さんは、「自分は高齢で、続けていくのは難しいですが、
若い人が意欲を持って取り組んでくれてありがたいです。涙が出そうです」と話していました。
中村さんは、「過去に水害があってもこの地域では代々、リンゴ栽培が続いてきました。
今度は、私たちの世代が復興させる番だと思うので、絶対に諦めません」と話していました。
動画もあります。ぜひNHKニュース(10月29日)ご覧ください。
中村さんの案内で被災リンゴ園を歩いていると、「テレビ見たよ。勇気でてきた。がんばる」と
中村さんに話されるリンゴ農家さんもいらっしゃいました。
そして、来週予定している高校生ボランティアには、
「単なる作業にするんじゃなくて、高校生が達成感を得られ、今後につながっていけるような活動を」と、
いくつかご提案いただきました。
中村さんは、リンゴの他にも、桃、プルーンなども栽培されています。これらもやはり泥につかっています。
その中で、若いプルーンの木の周辺の泥を高校生に取ってほしい。
そして、空いている土地に高校生の手で新しいプルーンの木を植樹をするのもおもしろいねと、中村さん。
来年か再来年、おいしい実が成ったら、絶対に贈るからと。
私はその時、いろんな高校の文化祭でリンゴ農園応援リンゴ産直バザーができたらいいなと思いました。
高校生の皆さん、そして、大人の皆さん。
すてきな中村さんに会いにきてください。
中村さんから、さらに他のリンゴ農家の皆さんへの応援へと広げられればと考えています。
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