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透明人間たちのひとりごと

ダ・ヴィンチの罠 袋小路

 このページの画像は、故あって表示されませんが、

連続性を担保する意味合いからも、そのままで公開し、

別途、新しく作り直すことにしました。

 同じ内容ですが、画像はその限りではありません。

  新たなページは、

 『ダ・ヴィンチの罠 袋小路(改)』です。

 (以下、本文) 

 

 「袋小路」とは、行きどまりになっていて、
通り抜けられない小路や路地のことですが、

 転じて、物事が一向に先へと進まない状態に
陥ることを指す言葉でもあります。

 ところで、

 幾何学を知らなければ、誰も自分の
作品の原理を読み解くことが出来ない。

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 そういう趣旨の発言だと思われるものが、

 「自分の芸術を真に理解できる
      のは数学者だけである」

 というレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉です。

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       画像元:jfuits.com

 ダ・ヴィンチの考えるところの「数学」とは、
「幾何学」を意味しますが、

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      画像元:mnsatlas.com

 ルネサンス時代における「数学者」とは、
「幾何学」のプロであると同時に、思惟
による謎の探究者でもあったのです。

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 『ダ・ヴィンチの罠 幾何学』

 を参照のこと ・・・


 クリックすると元のサイズで表示します ・・・だよね!

 したがって、ここで言う、

 『ダ・ヴィンチの罠』の構造を視覚的に
把握し、広い視野で俯瞰するには、

 『ダ・ヴィンチの罠 設計図』
 『ダ・ヴィンチの罠 デルタ』
 『ダ・ヴィンチの罠 次元域』

 などで案内したようなダ・ヴィンチの作品で
構成される立体(正多面体)パズル形式
のひな形が「罠」の構造を客観的に理解
する手助けになるわけですが、

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    プラトン立体 watson.jp

 残念ながら、

 我々の目は、3次元の世界を、2次元で
しか捉えることができないのです。

 えっ、

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    (そんな馬鹿な!

 「だって立体的に見えてるじゃん!?

 と思うかもしれませんが、それは網膜と
いう2次元の膜上に焦点が結ばれた像を
脳が勝手に立体であると認識できるよう
に補正操作しているからであって、

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 網膜の表面に写し出された像は2次元
の写真と原理的には同じなのです。

 要するに、カメラで例えれば、フィルム
に相当するのが網膜なのですから ・・・

 さて、

 こうした脳の補正操作が、常に我々に
「ないものをある」ように見せかけて
いるわけですが、

 下の図形は、

 イタリアの心理学者 ガエタノ・カニッツァが
発表したもので現実には存在しない三角形
が見えてしまうという錯視の解説用に考案
されたものです。

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     【カニッツァの三角形】

 周辺にあるパックマンのような 3つの黒い
図形と黒い線で作られる正三角形の中心に
無地の逆三角形が知覚されると思いますが、
これは主観的輪郭(subjective contour)と
される効果で四角形でも同じことが言えます。

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  【カニッツァの四角形】 karapaia.com

 この無地に見える逆三角形や正四角形は
周辺よりも明るく感じられます。

 しかし、

 実際には中心部と周辺の輝度とは等しく、
これをパックマン刺激と呼ぶこともあります。 

 尚、色彩においても錯視や錯覚は可能で、

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      https://yahoo.jp/9MQ1w4
   
 ● 上記URLをクリックして、中心にある
   十字形を見続けてみてください。

 赤紫の球に対して補色関係(反対色)に
ある緑色の球が突如出現したはずです。

 またダ・ヴィンチは、こうも言っています。

 「同じ眼でながめた対象があるときは
      大きく、あるときは小さく見える」

   (レオナルド・ダ・ヴィンチ)

 同じ自分の眼で捉えた対象物でさえも、
その日の気分や状況次第では、大きくも
小さくも見えてしまうのであれば、

 ましてや、

 他人が同じ対象物を見た場合において
同じように見えているという保証が、一体
どこにあるというのでしょうか?

 幾何学が自然や感覚に頼るのでは
なく思惟によって認知する術(すべ)を
訓練するための必要不可欠なるもので
あって、天文学が頭上に輝く天体の
運行などに関わる周期秩序の解明に
始まる「時間的学問」だとすれば、

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 幾何学は足下に広がる地球上地球
形態秩序の究明(探究と解明)に始まる
「空間(次元)的学問」と言えます。

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 『モナ・リザ』や『最後の晩餐』
などの絵にダ・ヴィンチが施した細工や
トリック(隠し絵・鏡絵など)は、錯視を
利用したものではありませんがバイバイ´_`

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       出典:deskgram.net

 指摘されるまでは、そのものが眼に映る
ことは皆無であったとしても、一度なりとも
示唆されるとほとんどの場合、そのように
見えてしまうという点においては 錯視に
近いメカニズムがあるのかもしれません。

 このように、

 人間の脳には補正機能が備わっていて、
脳が勝手にイメージして存在しないものを
見せているわけですが、

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     人間の脳 toyokeizai.net

 ダ・ヴィンチがそうした脳の機能を十二分
に理解していたかどうかは別にしても、

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     人間の脳 studyhacker.net

 心の動きひとつで各人各様に見える形や
映る世界の様子や表情が違ってくることを
意識していたのは確かなことなのです。

  「優れた画家はふたつのものを描く。
          人と人の心の動きである」

   (レオナルド・ダ・ヴィンチ)

 同様のことは、彼の想像の産物でもある

 「この世界は『バーチャル・シアター』で
あって、量子論(量子力学)により導かれる
不確定性原理がゆえに妄想が現実世界を
バックアップして試行錯誤を繰り返すだけ
の日常を上映する仮想劇である」 とした
“シミュレーション仮説”においても
適用されるわけですが、

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 “シミュレーション説”は、いかにも
斬新なるセオリー(アイデア)であるように
感じられますが、特段に新鮮でも奇抜でも
なく、東洋でも西洋でも古くからある概念
のひとつであって、

 たとえば、

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     胡蝶之夢 nostalgi.jp

 荘子が語る『胡蝶の夢』の如き話や

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    洞窟の比喩 www.youtube.com

 https://www.youtube.com/watch?v=3nylI0o_RmY
   
 プラトンの『洞窟の比喩』などの例
に見ることができます。

 ところで、前回の記事では、

 唯一絶対的な「必然の死」に、対比
させて「偶然の生」を対義としました。

 しかしながら、

 「偶然の生」においても「必然」が
あり、「絶対的」な事実があります。

 それが生命の誕生(生殖)における
必然としての性交渉です。

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 つまり、

 イエスキリストは処女懐胎によって誕生
したのではなく、また死後3日目に復活を
果たしたわけでもないということです。

 この辺りの事柄については、

 『ダ・ヴィンチの罠 姦通罪』
 『ダ・ヴィンチの罠 不文律』

 などを参考にしてみてください。

 「罠」に関して続ければ、

 ダ・ヴィンチのような超絶的な空間認識に
おける特殊で特異なる認知能力がなくとも、
ある程度まで「罠」の構造を把握し認識
するうえでの、より深い理解を求めるならば、

 『ダ・ヴィンチの罠 幾何学』
 『ダ・ヴィンチの罠 相似性』

 などが、その一助になると思います^v ゜

 但し、

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 4次元以上の世界を想像し、展望できる
ような目を持っていたとされるダ・ヴィンチ
が構築する「罠」のパズルを凡人で
ある小生が紐解くには自ずと限界があり、
「次元域」の端を辛うじて解説している
だけに過ぎないのです。

 ダ・ヴィンチの構想自体が、次元の枠を
超えているので「罠」の着想や仕掛けが
4次元以上の組み合わせを想定している
場合には、2次元での表現では説明できる
範囲を超えてしまい、「次元域」の端に
しか辿り着けないわけです。

 この場合の「次元域」とは、それぞれの
次元領域の総称で、それ以上の領域
には容易に到達できないし、また排除する
こともできないのです。

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   次元域(次元領域)aenaalpha.com

 そうなると、もう小生の浅薄なる知識では
解析どころか想像することすら難しくなって
しまうわけですが、せめて思考が及ぶ範囲
での解説には尽力する所存でいます。

 たとえば、

 「4次元空間」における立方体は

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  四次元立方体図 d.hatena.ne.jp

 このような形態であると想像されますが、

 但し、

 これはある瞬間においての一形態に
過ぎず、その実状は変化・流動しながら

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  四次元立方体図 d.hatena.ne.jp

 立体面を透過する多面体であると
想定されています。

 要するに、

 次元空間に時間的な要素が加味された
世界が次元時空間であり、ダ・ヴィンチの
作品の大半は、何らかのかたちにおいて
次元時空間に関する実験的な試みが
なされていると考えられるのです。

 そうした中の一例が、クリックすると元のサイズで表示します

 『受胎告知』での聖母マリアの右手に
見られるアナモルフォーズであり、

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 『受胎告知』アナモルフォーズ fc2.com    目
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 『東方三博士の礼拝』での混沌
とした量子論的な「無」の世界と多次元
時空 異空間を意図した構成と構図は、

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 『最後の晩餐』における人物配置の
先駆けでもあり、

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 『最後の晩餐』での最大の「謎」
のひとつであるナイフの真の持ち主
に直結するアナモルフォーズにして、

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 異空間から投影されたメタモルフォーゼ
する人物たちの射影であり、

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『最後の晩餐』ヨハネ 『岩窟の聖母』マリア
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    マグダラのマリア

 超次元立体パズルにおける透過面上の
変化や流動性、またはその過程における
透過投影体(射影)でもあるわけです。

  クリックすると元のサイズで表示します
  四次元立方体図 Wikipedia

 それは、

 4次元立方体の各面(半透明の膜状面)
に相当する作品内の人物の状態の変化、

 例えて言えば、

 漫画 『ONE PIECE』(ワンピース)
の主人公ルフィーのように、

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 伸縮するヨハネの右腕はナイフを握り、

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 その手をガシっと抑え込んでいるのが、

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      ペテロの右手の習作

 ペテロの右手というわけです◎o◎>へ<汗

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 その後、舞台は『最後の晩餐』から
イエスの顕現におけるガリラヤでの
朝餉の場面へと移り変わり、

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 画像元 レオナルド・ダ・ヴィンチの小部屋
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 使徒ヨハネの身体は移動してイエスの
左側に枝垂れかかるように寄り添い、

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 ググっと伸びた左腕がテーブルの淵に
そっと置かれることになるわけです。

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 当然ながら、トマスとされる人物の顔は
ここからは消えてしまいますが、トマスが
この場にいないわけではありません。

 使徒ヨハネはマグダラのマリアに変わり、
ユダは別人(フィリポ)に変身しています。

 この点に関する補足ページとしては、

 『ダ・ヴィンチの罠 匙加減』

 が参考になるかもしれません^v^

 ガリラヤでの顕現のシーンの時点では
ペテロ、トマス、ナタナエル(バルトロマイ)
、大ヤコブとヨハネ、それに2人の弟子の
計7人の前に現れた(ヨハネ21:2)わけで
すが、ガリラヤへ行くよう指示されたのは
11人の使徒ですから4人足りませんね。

 4人と聞いてカンの鋭い人はピンと来た
かもしれませんが、これが視覚に依らぬ
思考実験的な多次元世界への模索です。

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 そして、イエスの復活とガリラヤ行きを
使徒たちに伝えたのがマグダラのマリア
で、墓に向かった他のマリアたち複数の
女性も復活(墓の様子)を目撃しますが、

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 『キリストの墓での3人のマリア』 wikipedia.org

 ひょっとしたら、彼女たちの人数も4人
だったのかもしれません。

クリックすると元のサイズで表示します
      画像元:wol.jw.org

 すなわち、それが、

 ダ・ヴィンチ流の幾何学的応用であり、
自然界の黄金比率との融合とイメージ
の錯誤との共演であると言えるのです。

 このあたりについては、

 『ダ・ヴィンチの罠 蓋然性』
 『ダ・ヴィンチの罠 無頼漢』
 などを参照してみてください。

 クリックすると元のサイズで表示します  クリックすると元のサイズで表示します

 「次元枠」における解説は、空間認識
のみならず非ユーグリット幾何学的な
心得というか 一定程度のバックグラウンド
が必要になりますので、小生には荷が重く
容易ならざる事態へと発展してしまう前に、
多次元的推理は、一旦、終了とし、次なる
思考実験的な考察に移りたいと考えます。

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 やれやれ'_';

クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します
(今回は、やたらと長い記事になりそうだな!

 それにしても、

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  「お前さんの腕はよく伸びるのぅ」

   クリックすると元のサイズで表示します

 やっぱり、

 「Ⅾ」の一族なのかしら?

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 ONE PIECE(ワンピース)とは違う

 「Ⅾの秘密の暴露じゃな !!」

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 「え~、やだぁ、わたし妊娠したの!

 ええ、そっち! 
    
 じゃあ、「D」は、「D」でも、これは、

 「恋愛のABC」

 つまり、妊娠の「D」ってこと ・・・

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    銃口と引き金 104ban.info

    クリックすると元のサイズで表示します
    おしべが花粉を出して、
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    めしべが花粉を受ける。
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   それが受粉(受精)であり、
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   人間においては受胎となる。

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 所詮(しょせん)、

 この世のすべてのシナリオは
「虚構(フィクション)」なんじゃが!

 フィ、フィ、フィクション風邪
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   ・・・ って、おいおい、

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      (ゲロゲロ ・・・)

 オ、オミクロンじゃなくて ・・・

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 気の早い花粉症でしょ!?

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   20200807mispronnunciation-w640

 然るに、而して、

 「解剖して分かったことだが、
     人間は死ぬように
          出来ているのだ」

     (レオナルド・ダ・ヴィンチ)

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 … to be continue !!
       (… to be continued !!)
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