早いもので五月も中旬になってしまいましたが、会津天王寺の境内はオオムラサキと石楠花が見頃です。お茶のみがてらに気軽に足を運んでいただければと思います。
つつじ多き田舎の寺や花御堂 正岡子規
ツツジが満開の田舎の小さなお寺で、お堂の周りも花が一杯と言った光景が目に浮かびます。会津三十三観音霊場の二十八番札所である会津天王寺も、同じような雰囲気の寺ですから、なおさら身近に思えてなりません。
赤紫の大きな花をつけるオオムラサキは、花の大きさではツツジの中でも最大といわれます。ツツジと呼ばれる多くは、オオムラサキだともいわれます。花言葉は「美しい人」です。
石楠花の紅ほのかなる微雨の中 飯田蛇笏
今日あたりの天候では、雨がサッと降って止むという感じでしたが、この俳句のように、微かに雨に打たれて、白色にピンク色がほのかに漂うという感じでした。石楠花は高山植物です。もともとはヒマラヤの高山地帯に生える植物で、危険な場所に咲いていました。高嶺の花を手に入れるには冒険をしなければならないので、花言葉も「威厳」「荘厳」ばかりでなく、「危険」「用心」という両方があります。
合掌
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