合気道では、
木剣を使っています。
鴻心館合気道では、初心者~は使いません。
初段から原則的にレッスンしています。
どうして
体術の合気道に「剣の稽古」があるかというと
それが合気道のルーツだからです。
ルーツです。だから、剣術、居合なんかのように
刀法はあまり喧しく言いません。
入口はですが、
その後の稽古次第では
刀法はやかましく指導はいたしますが
つまり、
どうして、四方投げがあんな動きなんだろう?
どうして、胸突き小手返しは、ああなんだろうか?
剣の理合から眺めることが(解いていくことで)
その理解に深みが増すから。
だから、"鴻心館合気道の基本型に
横面打ち四方投げ(入身)や胸突き小手返しの型があるの?"
と分かってくれる生徒さんは、Good!!です。
基本型🎐7月 日本合気道鴻心館
また、鴻心館では
2段以上の生徒さんへは(現在)
希望があれば居合道のレッスンをしています。
その居合道流派は、無双直伝英信流です。
合気道のルーツは、刀だと言えますが
刀そのものにはありません。
そんな単純ではなくて
もっと実際の所は複雑です。
それ意識操作であり、気の操作です。
刀や太刀での戦いそのものではなくて
その小刀、太刀を振り回しての戦いが続いた
江戸時代以前の合戦の中でのいくつかの
所作、立ち振る舞いから必然として出てきたものです。
それが江戸時代という太平の世が続く中で
脈々と藩の中で伝わり、口伝として残されてきたものです。
その芽が、明治になり状況が一変しました。
それは刀の世界から丸腰の世界への転換です。
これは大きな事です歴史的に
もう抜刀して斬られることもないわけですから。
そこでこれまた、
時代の流れとして表舞台に登場したのが、
武田 惣角(たけだ そうかく)です。
その武田氏が植芝盛平翁に影響を与えたことは事実として
よく知られていることです。
合気道はここから(大正時代の1913年以降)武術としての道のりが始まります。