目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

入笠山スノーシュー

2015-01-18 | 山行~スノーシュー

入笠山 標高 1955.1m 長野県

2015年1月11日(日) はれ時々くもり  

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:25富士見パノラマスキー場駐車場--9:20頃 ゴンドラ山麓駅--9:35山頂駅9:43--入笠湿原--山彦荘--10:23森の入口10:35--10:58入笠山山頂11:03--首切登山口--11:23八ヶ岳ビューポイント(昼食)11:56--12:33山頂駅--13:05駐車場

朝ガソリンを満タンにして出発。6:00近くとなると中央道の交通量は比較的多い。次々に談合坂SAに入っていく車を見て、もっと先で朝食にしようと境川PAまで足をのばした。車中でそそくさと朝食をとり、いつもの朝食タイムより短めでPAを後にした。諏訪南ICで下り、コンビニで昼食の買出しをする。

前を走る車は、国道から皆富士見パノラマへと右折していく。数珠繋ぎにスキー場までいっしょだ。駐車場に入って、まもなくゴンドラが動き出した。準備が済んだ人たちの群れがスキー場へと向かう。チケット売り場には、かなりの列ができていた。たまたま並んだ列は、なかなか前に進まず、山の神がじれていた。やっとチケットを購入してトイレにいくと、また混んでいる。

 
左:富士見パノラマスキー場駐車場 右:パンダ族が先に出発していく

ゴンドラ乗り場に着いたのは、スキー場に到着してから、かれこれ小一時間が経過していた。早くスキー場に着きすぎたと思っていたのだが、ほとんど予定と変わらない時間になっていた。ゴンドラに乗り込み10分ほどで山頂駅に到着する。

まだ2回目の使用という、おニュー(死語?)のスノーシューを装着していると、パンダの着ぐるみキャップなのか、サブザックなのか、わからないが、パンダ族の一団が林道コースを出発していくのが見えた。この後、前になったり後ろになったりで、このパンダ族とともに山歩きとあいなった。さあ、われわれは遊歩道コースにしようと、山の神とともに森の道へ入って行く。

 
左:入笠湿原の案内板 右:左の写真の看板のすぐ上に山彦荘がある

ぐるりと森の中を平行移動していき下り始めると、入笠湿原の入口に出た。夏場は鹿よけのフェンスで侵入を遮られているが、冬場は常に開放されているようだ。したたか下って湿原に入る。一面雪原が広がる。左手には、先ほどの林道コースから下って来られるなだらかな斜面が見える。やがて入笠湿原の看板。この上に山彦荘がある。山荘の先にはきれいな公衆トイレがあって、冬季も使用可能だ。

 
左:山彦荘あたりから振り返ると斜面を登山者が下ってくる 右:雪面をみると雪の結晶

マナスル山荘のあたりから、広い雪原が続く。ふと雪面を見ると、大きな結晶ができていて、思わず山の神と立ち止まってしまった。しゃがんでしみじみ見ると、よくぞここまでというくらいに大きな結晶になっている。そんな雪面がしばらく続く。ゴンドラ山頂駅で目撃したパンダ族を追い越して、斜面を一気呵成に上がる。


雪原の好きなところを自由に登高

入笠山は、冬山入門の山。しかも交通の便がよく登りやすいということもあって、予想外の人出だった。山の神と私の前後には、大勢の登山者がいてにぎわっていた。


雪原を登りきって、後方を撮影

また森に入ろうかというところでひと休みする。山の神がテルモスに入れてきた、アールグレイに口をつける。すごくいい香りだ。また空気が乾燥しているから、のども渇く。

休憩後、スノーシューのヒールリフトバーを上げて、最後の急登を上がっていく。すると犬連れの登山者がわれわれが登って来るのを待っていた。この急登で3組めの犬連れ登山者だ。雪を見るとやはり犬ははしゃぐのか、会う犬会う犬すべて元気な犬ばかりだった。

 
左:入笠山山頂 右:山頂からの八ヶ岳ビューは雲に遮られてしまった

10:58入笠山山頂に到着した。あいにくと雲が出てきてしまい、視界は遮られてしまった。しかも強い風が山頂を吹き抜けていく。記念撮影をして、早々に退散モードになった。そうこうするうちにパンダ族も山頂に到着し始めた。入れ違いに山の神と私は、首切清水へ下る道をたどり始めた。行ってみれば、トレースがある。山頂ピストンの人ばかりと思っていたが、そうでもないようだ。年配のご夫婦が下から登ってきた。

 
左:林道の八ヶ岳ビューポイントに到着 右:八ヶ岳の奥、金峰山方面はよく見えていた

結構な急斜面を下っていくと、林道に出た。首切登山口だ。けれど、ここから登ろうとする場合は、トレースがないと取り付き点がよくわからないように思える。まあ、等高線を頼りにぐいぐい登っていけば山頂だから、多少違っていても登れないことはないだろうけど。

動物の足跡が付いている林道を歩いていくと、まもなく八ヶ岳ビューポイントに出た。椅子が置かれていて、きちんと雪かきまでしてある。座った視線の先には雄大な八ヶ岳となるはずだったのだが、やはり山頂同様視界は閉ざされたままだった。そうそう雲はとれないものだ。しかし八ヶ岳の奥、金峰山方面には雲がかかっていなかった。なかなかの絶景だ。この展望台で昼食をとる。

 
左:ひたすら林道を横移動中 右:ゴンドラで山を下る

昼食後、林道を再び歩く。スノーモービルが走ったと思われる跡をスノーシューで踏んでいく。しばらくいくと、入笠湿原が再び現れた。そこからは元来た道をたどる。すると山彦荘手前のトイレ前でまたまたパンダ族と遭遇した。パンダ族は尻セードで歓声をあげながら、斜面を下っていく。われわれは彼らが楽しむ脇をスノーシューで一歩一歩下る。最後は、往路に使わなかった林道を登る。12:33山頂駅に到着した。

休むまもなくボーダーやスキーヤーを尻目に山の神と下りのゴンドラに乗り込んだ。扉が閉まる直前に、温かいおしぼりを渡される。グッドなサービスだ。しかし、外気はマイナス。たちまちにしておしぼりは冷たくなっていった。

13:05予定よりも早く駐車場に着いた。このまま帰途につけば、渋滞なしで帰れるし、家でゆっくりできそうだと山の神とホクホク顔で帰り支度を始めた。家路につくと予想どおり渋滞はなし。スノーシューを満喫したし、夕方の優雅なひとときもプレゼントされて最高の1日となった。


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