10年乗ったスズキ・エスクードと今日お別れをした。そろそろ買い替えの時期だなあと思いつつも、お金のこともあり、なかなか決断できなかった。
乗りなれたエスクード、愛着あふれるエスクード。でもいつかは壊れるし、お別れのときはやってくる。いつの年だったか10月だというのに突然雪に見舞われて、山道の法面(のりめん)に滑って突っ込んでしまったエスクードくん。登山口の駐車場でバックしていて、岩でバンパーをへこませたエスクードくん。山の神のチャリンコのハンドルでこすられ続けたエスクードくん。北海道から九州までバリバリ高速道を走ったエスクードくん。中国道では、覆面パトカーに捕まったっけ。思い出いっぱいだ。
今朝、そんなエスクードくんの最後の洗車をした。先日の雪で汚れたままだったのだ。そして社内に積みっ放しだったブランケットや、除雪グッズ、グローブ、ビニール傘などを取り出し、ノーマルタイヤ4本を積んだ(現状はスタッドレスタイヤを装着)。そして10:50スバルの販売店に到着し、エスクードのキーを渡した。さらば、エスクードくん。
新しい相棒、フォレスター
新しい相棒は、スバル・フォレスターだ。
とはいっても最初は、ジープのレネゲートにしようと検討していた(下の写真)。フィアットがデザイン・設計した車で、日本車にはない斬新なデザインにほれ込んだ。山の神にもコトあるごとにそう言っていたのだが、実物を見て、そして試乗して、ガラガラとその盛り上がり気分は崩れていった。気になっていた荷物スペースが極端に小さい。車は堅牢につくらていて、その分居住スペースが小さいのだ。それにブレーキが効きすぎる。慣れの問題ではあるのだろうが、やはりアメ車は長距離クルージングを前提に造られているからなのだろう。
レネゲートを試乗したその日、限りなくちっぽけな2番手候補だったスバルの販売店を訪れて、フォレスターの試乗予約をした。翌週乗ってみて、エスクードと変わらぬ運転のしやすさに安堵する。曲がるときにワイパーを動かすこともないし、ハザードランプを出そうと思えばすぐに出せる。日本車であることの安心感は何にも代えられなかった。心の中では即決していた。あとはお金の交渉だけだった。とはいえ、そもそもレネゲートを買おうとしていたので、バッチリ予算内。でも鷹揚に構えて余計に払うのはシャクなので、ちまちまと値下げ交渉を始めた。
ジープ・レネゲート
最近注目度が上がっているドライブレコーダーはどうしますか?と聞かれ、即座に要らないというと、こうした付属品をいっしょに申し込まれると割引を大きくできるんですと販売員。ついでに保険も入るとさらに安くなるという。それならと、言われるがままに、あれもこれも付けて、だいぶ安くしてもらった。まあ、これが販売店の常套手段なんだろうけど。
さて納車に話を戻そう。店舗に入って、しばらくすると、担当の方がジャスミングリーンメタリックの、新しきわが愛車を納車コーナーに移動してきた。案内されて、山の神とひと目見るなり、おお、いい色だねと感激! この色はあまり出ないらしく、今日まで見られなかったのだ。担当の方の話では、以前この色を買われた方もアウトドア好きでしたよと。これから同じ色のフォレスターを街中で、あるいは山へ向かう途中で見かけたら、同好の士なのだと、しげしげと観察してしまうことだろう。
こんにちは、フォレスターくん。これからもよろしく!