平成の森 標高 約1000m 栃木県
2017年2月12日(日) 晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム 10:20平成の森フィールドセンター10:50--道間違いで戻る--道標2--四阿--道標3--道標4(分岐)--11:35駒止の滝観瀑台駐車場--駒止の丘--道標5--11:53四阿(行動食)12:05--12:13フィールドセンター
前泊は、山樹庵。どこかの企業の保養所を改装したようなこんぢんまりとした宿で6部屋しかない。静かで落ち着けていい。温泉が引かれていて、硫黄臭のする浴槽でゆっくり疲れを取れるし、オーナーがシェフということもあり、供されるのは本格的なコース料理。さらにワインもおいしくいただける贅沢な宿だった。
その宿を10:00頃にチェックアウトし、平成の森フィールドセンターに向かった。
左:平成の森フィールドセンター 右:平成の森 案内図
10:20フィールドセンターの駐車場に到着する。宿で朝食をとっているとき、窓から見える外の樹木が揺れまくっていて気になっていたのだが、風がやたらと強い。靴を履き替えていると、風で車のドアがあおられて、ドアを閉じんばかりに背中を押される。今日の行程は昨日の八幡園地に引き続き、お散歩程度だからとりあえずは出発だと、まずはフィールドセンターの建物に移動した。中に入ると、ずらりと最新型のスノーシューが並んでいた。ここでスノーシューレンタルやシュノーシューガイドをしているのは知っていたが、こんなに大量に用意しているとは。駐車場には車が何台も停まっていたから、相当数の雪遊び組が入山しているのだろう。
館内を通過し、事前に平成の森のサイトからダウンロードしておいた冬季版の案内図でルートを再確認。10:50スノーシューを装着して山の神と出発した。
道を間違って戻る。山の神の左手のピンクテープが上がっていく分岐
ルートを確認したばかりだというのにスタートしてすぐに道を間違った。何の疑いもなく駐車場上の広々とした林道をまっすぐ進んだのだが、なんと行き止まり。ああ、さっきの上方からトレースがあったところ、ピンクテープのところを上がるのだと気づき、戻り始めた。
左:ルートにはピンクテープがこれでもかと付いている 右:駒止の滝・フィールドセンター分岐
戻って、ピンクテープの箇所を上がっていくと、すぐにハイカー2人が休憩している四阿が出てきた。それを通過すると、今度はガイドさんとともに移動しているスノーシューツアーの団体がいた。かなりの人数が固まって立ち止まり、何かの説明を受けていた。山の神と私は、コースからはずれてツアーの団体を追い越した。団体に追いつかれてたまるかとピンクテープに沿って森の中のうねうねとしたトレースを足早にたどった。
左:冬眠中には必要ないが、熊除けの鐘。 右:駒止の滝観瀑台(積雪で手すりの位置が低くなるため冬季は閉鎖)
やがて駒止の滝とフィールド・センターの分岐(林道)に出る。時折風が激しく抜けていくので、トレースもうっすらとしか残っていない。分岐から滝方向に進んでまもなくゲートが出てきた。冬季には必要のない熊除けの鐘がくくりつけられていた。そういえば森の中でも同じ鐘を見た。夏場はこの一帯はツキノワグマの生活圏なのだろう。
そのまま林道をまっすぐ突き進むと、駒止の滝観瀑台駐車場に出た。何台か駐車していて、山の神とこの人たちはどこへ行ったのだろうと、「?」を抱えて歩いていくと、「日帰り入浴やってます」の看板と「北温泉旅館」の文字が目に留まった。温泉か!
左:北温泉旅館への道 右:観瀑台駐車場
温泉に向かう道は、ちょうど除雪作業をしていた。前日宿で地図を眺めていたときに、この道をまっすぐいけば、駒止の滝を見られるかもと思ったのだが、右側が樹林帯だから、それはかないそうもないなと引き返すことにした。冬季閉鎖中の観瀑台の横を通過し、相も変わらず強風が吹き抜けていく駐車場を後にした。
左:駒止の丘 右:フィールドセンター近くの四阿
駐車場から少し上がったところが駒止の丘。テーブルや椅子があるようだが、大半が雪の中に没していた。そこからグリセード気味に斜面を下って、先ほどの林道へ合流した。まっすぐ進み、屋根にたっぷりの雪を載せた四阿を発見。トレースから左へとそれて四阿で休憩&軽い食事にすることにした。山の神とどっかと腰を下ろし、甘いパンを食べ、お茶でのどを潤して人心地ついた。
12:05四阿を発ち、風が強いし森の小径はもういいかとカット。道標Cからフィールドセンターに戻った。時計を見ると、まだ12:13だった。山の神と昨晩チェックしていた那須の人気カフェにでも行こうとなった。