標高 約50m 東京都
2020年4月25日(土)晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム ちょっこら
コロナ渦から在宅勤務となり、最初は神社参拝や野川散歩に精を出していたが、どうも人が多い。多すぎだ。三密を避けられて、もっと快適なところはないかとGoogleマップを目を皿のようにしてみる日々が続いた。
その結果、発見したのが、ここカニ山。山があるのかと最初は驚きだったが、通称(?)であって地図にカニ山と出ているわけではない。頂きは調布市営のカニ山キャンプ場となっていて、主に学校行事の野外学習用に使われているようだ。カニ山の下には野草園もある。野草園にはだいぶ前ホタルを見に来たことがあるなと思い出した。
カニ山の森。直登コースの入口にはお地蔵様がいて見守ってくれる(写真の真ん中あたり&冒頭写真)
佐須街道を渡り、深大寺自然広場へ入っていく。このあたりがちょうど国分寺崖線(がいせん)に当たる。10万年くらい前に古多摩川の流れがこの辺りを削って崖(段差)をつくったよし。多摩川がここをねと遠い目をする私。ちなみに国土地理院の地図でここから多摩川まで南北直線距離を測ってみると3Kmくらいだった。
さて細い車道を上がっていくと、左手に野草園が、右手にはカニ山への登山道が出てくる。山の神と道標のあるところから上がった。
木漏れ日の遊歩道はなかなかいい。突き当りにちょっとした広場があって子どもたちが駆け回っている。その横の階段をぐんぐん上がって5分ほでカニ山キャンプ場に到着した。
デイキャンパーが2人いて、テント内でくつろいでいた。ほかにもジモティが家族連れでやってきていた。近所のコンビニで昼食となるようなビールとつまみを買ってきた山の神と私は、ここでレジャーシートを広げた。
なぜカニ山というのだろうと、検索して調べてみると調布市の広報動画にその答えがあった。この界隈に小川が流れていて、サワガニが多く生息しており、以前はこの山で普通に見られたことから、カニ山という名前で呼ばれるようになったとのこと。いまでは一切その姿を見かけることはないが。
カニ山で山の神とぐびぐびやっていると、意外にお散歩者が多いことに気づいた。入れ替わり立ち替わりご夫婦や家族連れがやってくる。しかもわれわれが来た道だけはなく、別の方向からもやってくる。たいへんな人気ぶりだ。ただ少し残念なのは、森林が鬱蒼としすぎていて、うす暗いことか。
でも、また来てもいいなとトルティーヤにかぶりつきながら、山の神に話した。