セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

台風12号15号

2011-09-22 | セカンドライフ
今年の台風は何と言う台風だろう。のろのろしたり停滞してぐずぐず回っていたり。
12号の時だって紀伊半島全体に山崩れ、がけ崩れを起こし、恐怖を与えた。

そして通常では、耳慣れない土砂ダムと言う言葉も聞き続けた。
土砂ダムが決壊するかどうか?と恐怖に慄いていた現地の人々。
台風が過ぎ去ってもダムの決壊はびくびくものだ。

      copy

山が地割れして崩れてダムを作ってしまう。土が柔らかいだけに何時崩れるか分らない怖さ。

その痛みも収まらない内に沖縄近辺で、回ったりしながらぐずぐずしている台風がいた。
しめしめそれで体力を使って温帯低気圧になっちゃいなさい、と思っていたら、何と意に
反して列島に近付くに連れ、強力な台風にぐんぐん力を蓄えてしまった、台風15号。

逆現象よね。こんな台風記憶が無いわ。名古屋でも避難を迫られたし東北でも避難場所を
移したりてんやわんや。
東京は公共機関が全部止まり大きな駅近辺では大騒ぎ。3.11の再来の様な騒ぎ。
東京は「避難」と言われても避難する場所が無い。


不思議な事に、台風15号の速度が、最初は「ゆっくり」なんて書いて有ったのに、東海地方に
上陸してから50㎞/h前後の速度で足早に通りすぎた。3.4時間の我慢とじっとしていた。

しかし風速が強く、東京湾でも40km/h最高を記録した。石原裕次郎の歌でもあるまいし
まるでゲリラそのものだった。

ガラス越しに見る我が家の外の木々も、45度位に傾き葉っぱは皆裏側を見せて悶えていた。
サッシのガラスだって30年以上取り替えていないのに持ちこたえてくれた。
友達が電話で「カーテンは閉めた方がいいわよ」と言ってくれた。
ガラスが割れた時に欠片が広がら無い為の様だ。

なんだかんだと有ったのに今朝は「台風一過」そのもの。ぬける様な空の青、目の前の木々も
何も無かった様にシーンとしている。気温は高いが湿度が低いので爽やかでさえある。
皮肉な朝。

しかし今年は、自然の荒れ方が「想定外」ばかり。今年だけにして欲しい。