同じ階の84歳の女性が弱い音でドアーをたたいた。
出て行くと「先日亡くなった方の所(4F)へお悔みに行きたいのだけれど・・・」
手にはご仏前と印刷された不祝儀の袋を持っていた。「字が書けないので書いて」と。
勿論お安い御用だけど、そんなに弱っちゃったのかしら?
彼女も、かつては一流企業に勤め、定年退職をした女性。
私が退職をした時に、今迄家を開けていた侘びと、今後は宜しくとご挨拶すると
「大丈夫、大丈夫仲良くやりましょうハハハ」と、他の女性と
共に私を励まして下さった。
あれからたった僅かの時間しか経っていないのに。
一見老婆の様に歳老いてしまった。納得出来ない老け様。
直ぐに不祝儀の袋にお名前は書いた。しかし良く見ると「ご仏前」の袋だったので
「うちに、ご霊前の袋有るから替えましょうか?」と言うと
「いいのいいの、私そう言うの気にしないから」
電話番号を聞くと「忘れちゃったわ」とおっしゃる。段々悲しくなって来た。
老化現象が顕著になっている。
そして、持って見えたお札を入れ「ハイ出来ましたよ」と言うと今度は、4階の家まで
連れて行って欲しい、何だか自信無いし。階段を上がるとよろよろとして4階に着く
迄に3回「お金入れたかしら?」と聞く。
途中で袋からお金を出して見せて「大丈夫でしょ?入っていたでしょ?」と
確認したり。
入口までと思うので、赤いジャンバーを着た儘の私なのに、手を引っ張られて
お線香を上げる事になってしまった。
「ご免なさいこんな恰好で」なんてお家の人に謝りながら・・・・
急激に老い症状が表面化してしまったお隣さん。お隣にはお婆ちゃん(今の方の姑)
が生きている頃から何かにつけてお世話になったし・・・時が経ち、今の方も既に
お婆ちゃんになってしまった。
私が歩いている方向も行先は同じなのだけど・・・・・
道路に面した花壇の菊も満開に。
出て行くと「先日亡くなった方の所(4F)へお悔みに行きたいのだけれど・・・」
手にはご仏前と印刷された不祝儀の袋を持っていた。「字が書けないので書いて」と。
勿論お安い御用だけど、そんなに弱っちゃったのかしら?
彼女も、かつては一流企業に勤め、定年退職をした女性。
私が退職をした時に、今迄家を開けていた侘びと、今後は宜しくとご挨拶すると
「大丈夫、大丈夫仲良くやりましょうハハハ」と、他の女性と
共に私を励まして下さった。
あれからたった僅かの時間しか経っていないのに。
一見老婆の様に歳老いてしまった。納得出来ない老け様。
直ぐに不祝儀の袋にお名前は書いた。しかし良く見ると「ご仏前」の袋だったので
「うちに、ご霊前の袋有るから替えましょうか?」と言うと
「いいのいいの、私そう言うの気にしないから」
電話番号を聞くと「忘れちゃったわ」とおっしゃる。段々悲しくなって来た。
老化現象が顕著になっている。
そして、持って見えたお札を入れ「ハイ出来ましたよ」と言うと今度は、4階の家まで
連れて行って欲しい、何だか自信無いし。階段を上がるとよろよろとして4階に着く
迄に3回「お金入れたかしら?」と聞く。
途中で袋からお金を出して見せて「大丈夫でしょ?入っていたでしょ?」と
確認したり。
入口までと思うので、赤いジャンバーを着た儘の私なのに、手を引っ張られて
お線香を上げる事になってしまった。
「ご免なさいこんな恰好で」なんてお家の人に謝りながら・・・・
急激に老い症状が表面化してしまったお隣さん。お隣にはお婆ちゃん(今の方の姑)
が生きている頃から何かにつけてお世話になったし・・・時が経ち、今の方も既に
お婆ちゃんになってしまった。
私が歩いている方向も行先は同じなのだけど・・・・・
道路に面した花壇の菊も満開に。