熊本県のお寺さんの、娘婿さんが初めての修行に出られた。
毎年11月1日から翌2月10日までの100日間、中山法華経寺の大荒行堂に100人を超える僧侶が集まり、厳しい規則に従い、厳寒の季節に白木綿単衣又は法衣のみの着用で荒行をおこなう。
彼は神奈川県の出身で、T大法学部を卒業し同級の友達の娘さんと恋に落ち進路を変えた。悩み悩んだ末に?熊本県の僧侶になる決心をされた。
小説の様なストーリー。今回彼のご両親も見えた。どんな思いで面会に見えたのだろう、そのお姿に出会っただけで胸がつぶれそうだった。面会は物の差し入れは厳禁。
冷え切った部屋の一段高い所のむしろの上に修行僧は座り、5分位の短い時間に様子を見て、延びた髪の毛、髭が如何にも修行中という風貌。荒行と言う位だから、勿論逃げ出したり、いろいろのドラマが有るそうだ。彼は社長のお坊ちゃまだったそうで何不自由なく成人した。ご両親にすれば切ない事この上ないと思える。それでも九州のお寺で頑張ると言う息子さんの出した結論に頷いた様だ。私の友達は立派な息子さんを頂いた方なので有り難いと思うばかりだと。檀家さんにも評判のお人柄だと言う。
私は、後ろに控え、様子だけを拝見した。日本中の各地のお寺さんから集まる修行僧それぞれの檀家さんから応援の気持ちを、のし袋を沢山預かり渡していた。受け取る修行僧さん達は、終始両手を合わせ感謝をして居る。その後私達一行は、本堂に移り大読経の中、無心にで頭を下げた。
初めての経験で、如何に修業が厳しい物かを知った。
荒行僧の一日は、早朝二時に起床し、朝三時、一番の水から午後十一時まで一日七回、寒水に身を清める「水行」と、「万巻の読経」「木剣相承」相伝書の「書写行」があり、朝夕二回、梅干し一個の白粥の食事の生活が続きます。
ご両親との短い会話でも、声が相当カスれ丁寧語で返答していた。
お父様は、外に出た時、奥様に「何だか人が変わった様だね」と仰っていた。友達はご兄弟やご主人の見舞いにも何回も訪れているので、冷静に対応していた。私の顔を見て「これが修行たい!」死ぬほどの体験をしなければ修行ではないそうで・・・。厳粛な気持ちで寺を後にした。
長い参道
アクセス(JRor京成・下総中山駅)
熊本の娘婿さんの修行が今、厳しさの中行われて
いるのですね。
間接的に少し近い?者として修行のご無事、成功
を遠くからお祈りいたしましょう。
女将さんの思い、皆さんの思いが修行僧の成功に
繋がります様に。
アミーさん、お久しぶり!そのような経験はあまり無い事。知識の豊富さは人との繋がりからかな?
修行の文字だけでも緊張してきます~
どうしていらっしゃるかと、心配していました。
余りに寒過ぎて丸まって居ましたか?
私は、女将さんが、お見舞いに行くのじゃけど…?
何だか交通が分からないと言うので
ついて行ったのよ。
まさかとは思ったけど、相当動揺してしまいました。
昨日はブログもサボりました。
ご本人のお顔を見た時に、彼のお母様が泣き崩れないかと
緊張しました。
それまでに十分葛藤が有ったのでしょうけど、ご両人落ち着いていらっしゃいました。
まさか、外から行った人が涙を見せられないもの。
息子さんが踏ん張っているんだからね。
一週間で空腹の余り、逃げ出した九州の修行僧も居たそうです。
空腹と辛い日々に耐えられなかったって。
3年位して又挑戦して、3週間で逃げ出したそうよ。
本当に死ぬ思いなんでしょうね。
女将さんは、肝が据わっていました。さすが凄い根性だと思いました。
ご主人は3回終えたそうですヨ。
何とか無事で100日を終えて欲しいと思います。
トトロさん、修行だと思ってそちらの寒さに耐えてね。