愛猫ダイオ物語

愛猫ダイオの猫生を綴った『ダイオ編』は終了し、現在は『ニャキエ編』を更新しています。

ダイオと皮下点滴。

2013-11-26 15:10:23 | 日記
ダイオの点滴セットです。



50ミリリットル用シリンジでカリウムを添加したラクトリンゲル液(黄色い液体)を吸って準備をします。
手順の概要は次の通りです。無菌操作が必要です。

1 ラクトリンゲル液を電子レンジで猫の体温(人肌より少し温かい)に暖めます。

2 50ミリリットル用シリンジに針をつけて、ラクトリンゲル液を吸います。
  ダイオの場合はシリンジいっぱいいっぱいの60ミリリットルの目盛りまで液を吸います。

3 50ミリリットルシリンジのピストンを少し下げて空気を入れて針を外し、そこに小さいシリンジで朝はガスターを、夜はセフメタゾールを入れます。

4 50ミリリットルシリンジの先に翼状針をつけてピストンを少し押して空気を抜きます。

5 ダイオをだっこしてコタツの上のテーブルに座らせます。そして、ダイオの前手を後ろから掴んで姿勢を固定します。
  このとき、我が家では保定のためにゴムつきの軍手をしてダイオの前手を掴んでいます。

6 ダイオの背中(肩甲骨のあたり)をアルコール綿で消毒し、皮をつまんで翼状針を刺します。
  このときが一番のポイントです。皮をつまむのが少ないと、つねることになってしまい猫が痛がるので駄目です。
  ちょうどよく針を刺せるようにつまむためには、慣れてこなせるようになるまでに3ヶ月はかかったと思います。

7 シリンジを少し引いてみて、血液が出てこないことを確認します。(まれに血管に刺さると血が出てくるそうです)

8 ダイオに「よしよし、いい子だね」と優しく声をかけながら、ゆっくりとシリンジを押して行きます。

9  液を全部入れ終わったら、ダイオの背中から翼状針を抜いて、終了です。

これを毎朝7時と夜8時にやり続けて、はや1年と10ヶ月が経ちました。

最初の頃は、保定も針刺しもうまく行かず、素手でダイオを抱きかかえて、針も二度、三度と刺していました。
(翼状針は一度刺すと、針先が甘くなるので、刺すごとに付け替えなければなりません)

そのうちに夫が背中の皮をうまくつまめるようになり、針刺しもスムーズにいくようになって、
ダイオは暴れなくなりました。

今では、「ダイオちゃーん、お注射の時間ですよ」と呼ぶと3階から降りてきます。
偉いです、ダイオ。

軍手をはめて私が保定をし、夫が点滴を打ちます。

夜の点滴の後には、整腸剤を混ぜて飲ませるためにおやつ(猫用鰹のなまりぶし)をあげています。

それにしても、毎朝毎晩、注射を打たれているというのに、かわらずに甘えてきてくれるダイオは
本当に可愛いです。



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