今夜8時からの
NHKためしてガッテンは
今までこのブログでも何度も書いてきた
脳脊髄液が関係する認知症
「手術で治る認知症」
つまり、
「特発性正常圧水頭症」が説明されるようです。
その際、
体内で動く
脳脊髄液をとらえた
テレビ初公開の映像が放送されます。
お見逃しなく。
注:(治るタイプの認知症といっても、
脳脊髄液が増えるタイプのみの解説になると思われ、
脳脊髄液が漏れて減っているために認知症状態になっているのを漏れを止めることで、治る高次脳機能障害による認知症状態については、放送されないものと思われます。)
以下番組ホームページから抜粋
『笑顔が戻った!認知症 治るタイプ大発見SP(仮)
2012年02月22日 (水曜) 午後8時 ~ 8時43分
大切な家族が、認知症になってしまった・・・。
でもあきらめないで。
実は「ある病気」が原因の認知症であれば、
すべての症状を、わずか数日で劇的に改善することができる可能性が!
しかもその病気は、全国で30万人以上も患者がいるのに、実際に治療を受けているのはごくわずか。
その病気かどうかを一発で見分ける方法を大公開する。
さらには、頭をぶつけた覚えがないのに脳に血の塊ができて、認知症そっくりの症状が現れる「不思議な病気」の知られざる実態をご紹介!
認知症と思っていたら・・・驚きの復活ドキュメント
「ものが覚えられない」「会話が上手にできない」。
こうした症状を引き起こす病気として、まず思いつくのは「アルツハイマー型認知症」だ。
しかし実は、なんと30万人以上もの人が、「特発性正常圧水頭症」というまったく別の病気が原因で認知症になっている。
この病気、アルツハイマーとは違い、実は治療によって症状が劇的に改善する可能性があるのだ!
番組では、わずか2日で元気になった患者さんの密着ドキュメントをご紹介。
なんと!「頭の水」が認知症の原因!?
実は、頭蓋骨の中は、「脳脊髄液」という液体で満たされている。
ところが、「特発性正常圧水頭症」の患者は、何らかの理由でこの脳脊髄液が多くなってしまい、脳を圧迫、
認知障害などの様々な症状が現れてしまうのだ。
体内で動く脳脊髄液をとらえたテレビ初公開の映像などで、
この病気の仕組みを分かりやすく紹介。
また、この病気かどうかを見分けるのは、ずばり「歩き方」!そのポイントを詳しく伝える。
「コツン」と頭をぶつけただけで“認知症”に!?
もう1つ、認知症と大変間違えられやすく、しかも治療が可能な病気がある。
それが「慢性硬膜下血腫」。
知らないうちに脳の硬膜付近に血がたまり、それが脳を圧迫することで発症する。
出血の原因は頭を打つなどの衝撃・外傷がほとんどだが、驚くべきは、「鴨居(かもい)に軽くぶつけた」「タクシーの天井に軽く当たった」程度でも発症すること!
本人は全く心当たりがないのに認知症のような症状が現れ、しかも放置すると命にかかわることも!
これも検査で診断さえつけば、手術で完治できる。』
______________
以上NHKホームページから。
あのさ~
治るタイプの認知症 って
どうせ、髄液が増えすぎて認知症になる「正常圧水頭症」についてしか放送しないんでしょ?
その逆で、髄液が減り過ぎて、記憶障害や歩行障害や、頻尿による切迫性尿失禁みたいになり、
認知症状態にもなる、
脳脊髄液減少症については、
おそらく、まったく触れもしないんでしょう?
それじゃあ、国民に伝える情報として、片手落ちだよねぇ?
あのね~脳ってさ~
精密機械以上に精密な代物だってこと、
みんな知ってるはずだよね。
その脳を取り囲む環境である
脳脊髄液がさ、
増えすぎるのが脳にとって問題なら、
減り過ぎるのも脳に問題が起こるって、
誰でも気づけない?
うすうす気づいているんだけど、
研究が遅れているから、
公に国民に知らせられないし、うかつには番組にできないってか?
あのさ~
脳にとっての脳脊髄液はね~
増えすぎても、減り過ぎても、
認知症みたいな記憶障害、見当識障害や
歩行障害や
排尿の異常が出たりするんだからね~
そんなこと、普通に考えれば、
誰でも気づけそうなもんだけど、
どうして、脳脊髄液が増えすぎるってことばかり興味関心が集まってしまって、
脳脊髄液が減り過ぎて起こる脳の不具合には
見て見ぬふりするんだろうか?
なぜなんだろうね。
脳脊髄液減少症、脳脊髄液漏れが放置されれば、
脳が下がり、血管が引っ張られて
硬膜下血腫だって、
できることだってあるんだからね。
私は命にかかわることだと思っている。
そんなことは、脳脊髄液減少症の専門医の脳外科の先生なら知っているけど、
全くしらない医師だっているんだからね・・・。
だもの、素人の患者や家族が気づけるはずがないのよ。
脳脊髄液減少症はね、
水頭症以上に、
気づきにくいんだからね。
脳脊髄液減少症は、
けっして希少難病なんかではないし、
誰にでも明日にでも事故でなりうるし、
でも、
交通事故がすべての原因ではないんですからね~
体に受けた衝撃が原因で漏れることが多いから、
雪下ろしの屋根から転落して地面にたたきつけられたり、
凍った路面で転倒して激しく頭を打ったり、
自転車で激しく転倒したり、
暴力やスポーツが原因で体幹を激しく強打しても、
起こりうる、
日常の事故やケガでも起こりうる
ありふれた、ケガだからね~
そこのところ忘れないでね~
報道ステーション見て、
自分は交通事故に遭ってないから、違うなんて、
最初から決めつけないでね~。
そして、そろそろ、
ためしてガッテンでも、
脳脊髄液減少症を取り上げてくださいね~
せめて、これから2年の間には、
絶対一度は、取り上げてくださいね~。
だって、原因不明で、脳脊髄液が増えすぎてしまう水頭症が30万人いる予想なら、
人体にかかる衝撃を伴う事故、ケガという、はっきりとした原因がある、
脳脊髄液減少症は、
こどもからおとなまでかなりの数がいるはずなんだから。
原因不明の脳脊髄液減少症患者も入れれば、もっといるはずだから、
30万人以上は、私はいると思っている。
それなのに、
正常圧水頭症なんかより、
もっともっと知られていない
脳脊髄液減少症。
そのことが、ものすごく問題だと思っている。
認知症そっくりの症状が現れる、
知られざる「不思議な病気」は
脳脊髄液減少症もだからね。
そのことを忘れないで!
研究途上だからって、
脳脊髄液減少症は徹底的に無視しないで、
現時点でわかっていることだけでも、
全国の国民に知らせてあげて。
こどもの脳脊髄液減少症や、
若い人の脳脊髄液減少症は、
事故直後から症状が出れば、周囲の誰かが気づけるかもしれないけど、
もし、高齢者が脳脊髄液減少症になったらどうなる?
尿失禁とか歩行障害とか、物忘れとか出てきたら、
それが髄液漏れによる脳の高次脳機能障害や身体症状だとは思われず、
認知症とか年のせいとか思われて、
若い人や、こどもの脳脊髄液減少症よりも、さらにさらに、
気づかれにくく、見逃されていると私は思う。
笑顔がもどった・・・って単に治ってうれしくて笑顔になったんじゃなく、
歩行障害と同時に起こっていた、顔面神経麻痺で
無表情になっていた人が、
髄液増えすぎを治したために、
顔面神経が普通になって、表情が出てきて笑顔になったって
可能性だってあるのに・・・・。
そのことの説明も不足していたな・・・・。
脳脊髄液の漏れや減少について、
NHKはほとんど番組として報道しないのもすごく問題で、
公共放送として罪だと私は思っている。
ためしてガッテンへのご意見は
こちら。
脳脊髄液の増減に詳しい病院は
2010年6月23日放送のNHKクローズアップ現代 「誤診される認知症」はこちら。
2010年10月31日放送 NHKスペシャル「認知症を治せ」
関係する過去記事:
2010年10月22日 「けさのおはよう日本 手術で治る認知症」
2010年10月30日 「31日NHKスペシャル 認知症を治せ!」
2010年9月28日 「他の脳疾患と脳脊髄液減少症の類似点」
2010年9月27日 「脳脊髄液減少症患者のスーパードクター」
2010年9月7日 「週刊文春9月9日号 認知症を治す手術」
放送後追記:
脳脊髄液が漏れると大変なことになると、チラと少しだけ触れていたわね・・・・
次回に期待しよう。
今回の詳しい番組内容はこちら。
番組に出てきた順天堂大学医学部付属順天堂医院の
番組で、映像提供でチラと名前が出てきた病院
さらに、
番組に出てきた、テレビ初、脳脊髄液の流れを可視化したのは
東海大学 医学部付属大磯病院脳卒中神経センター長の山田晋也先生
番組に出てきた、
森 悦郎先生について触れた
過去記事はこちら。
岩渕 聡先生
田中 滋也先生
山田教授に関する過去ニュース
以下の文、上のサイトより転載
脳脊髄液の流れを可視化
水頭症診断に応用へ
磁気共鳴画像装置(MRI)を使って脳脊髄液の流れを調べる手法を、東海大大磯病院 の山田晋也・脳卒中神経センター長が東芝メディカルシステムズと共同開発した。評価が難しい水頭症などの診断に利用できる可能性があるという。
MRIは、生体に含まれる水素原子に磁力をかけることで、回転している原子の向きを一定の方向に整列させる。この磁力のエネルギーが失われる時間が体の組織によって異なる性質を利用し、体内の様子を画像化する。脳脊髄液は脳や脊髄の周囲を流れ、脳を衝撃から守るなどの働きをしているとされ、何らかの原因で循環に異常が生じると水頭症などの病気が引き起こされる。
山田さんらは、磁力によって脳脊髄液の任意の領域に"印"を付け、その後の6秒間の動きを画像化することに初めて成功。これまで正常と考えられてきた流れとは異なる流れがあることが明らかになってきた。
例えば、脳内の空間である脳室で、脳脊髄液は一定方向に流れると考えられてきたが、むしろ頻繁に逆流しているのが正常な状態であることが判明。水頭症の人では、この流れが滞っているように見えるという。また、脊髄の周辺でも新たな流れが見つかった。
この手法はエックス線を使わず、造影剤なども体内に入れないため、体への負担がほとんど無いのがメリット。
山田さんは「正常な流れを知ることで、病気に伴う異常な流れを判別できるようになり、診断や治療後の評価などに役立てることができる」と話す。現在、同センターで患者を対象にデータの蓄積を進めている。
北海道新聞はこちらの方のブログ記事で。
東芝メディカルシステムズのホームページより
以下転載
MRI「脳脊髄液循環の基礎知識と新知見」
~Time-Slip法による脳脊髄液循環動態観察による診療への応用~
- 座長
- 似鳥 俊明 先生
杏林大学医学部 放射線医学教室 教授 - 演者
- 山田 晋也 先生
東海大学医学部付属大磯病院 脳神経外科 准教授
山田先生からは認知症の原因となる水頭症の無侵襲診断として応用が期待されるMRIを用いた脳脊髄液循環動態の描出についてご講演頂きました。
この撮像法は造影剤を使用せず全く自然な生理状態で脳脊髄液の観察ができるため、今までの検査法の常識を覆すような新たな知見が得られています。
これに関しての記事は こちらの一番下の2009年1月1日の病院新聞の記事も読んで。
昨年の日本経済新聞の、この正常圧水頭症に関する記事は、こちら、や
長いおつきあいの、
唯一私たち患者に理解のある保険営業マンさんのブログで読んでください。
印刷はこちら。
朝日新聞 アピタルの記事はこちら。