私が脳脊髄液漏出症になって
知った事
それは、
この世の中は、
強者が、動かしているってこと
自分たちに有利な世界になるように
回しているってこと。
弱者より強者
障害者より健常者
患者より、医師、
貧困者より、金持ち、
力がない人より、権力者
少数派より大多数派が
世の中を回している。
自分たちに有利なように。
私は、そう感じてしまう。
もし、私が
脳脊髄液漏出症にならなかったら、
こんな事は
考えなかったかもしれない。
人は当事者になって初めて、
当事者の気持ちがわかる。
弱者になってはじめて、
弱者の気持ちがわかる。
今、若くて健康で、学歴も、権力もあって、
テレビ界から注目されている
医師たちも、
一度、脳脊髄液漏出症になって
何年も何年も、
「原因不明です」
「治療法はありません。」
「対症療法しかないですね。」
「誰でもどこかしら不調は抱えているんですよ。」
「あまり気にしないように」
「精神的なものではないですか?」
と言われ続けたらどうだろう?
耐え難い激痛を
「線維筋痛症ですね」
の一言ですまされ、
日常生活もままならないほどの何年も続く激しい倦怠感も
「慢性疲労症候群ですね」と言われ
「原因不明です。」と言われたら
どうだろう。
それこそ、病名がないより、精神的なものと言われるより、
なんでもいいから病名をつけてくれた方がましだろう。
病名をつけてくれた医師が神様のように思えるだろう。
(たとえそれが誤診だとしても。)
でも、誤診なら
病名がついても症状は治らない
病名がついたところで、
症状は改善しない。
そういう思いをしない限り、
力もない、弱者の患者の私の言うことなんか、
強者は、
誰も信じてくれないだろう。
私の体験談なんか。