この数日はパソコンのトラブル対策で私の貴重(?)な時間がとられてしまいました。
2件あり、そのうち1件は知人のパソコンでした。
件のパソコン、十年近く前に頼まれて組み立てたベアボーンです。ASUSのTerminator Tualatinという小型のデスクトップです。
よくも長生きで、という感じですが、最近電源投入しても立ち上がらないとのこと。持参されたのを預かって、就寝前のわずかな時間にケースを開けて診断開始。
スイッチオンでケース・ファンが一瞬回りそうな挙動を示すものの回転せず、POST画面も出ません。
ただケース背面パネルのLANポートのLED?は点灯しています。
電源が原因のようなので、電源ユニットをケースから外して、解体しました。
調べた結果、やはり電解コンデンサが6個、液漏れしたり、膨れたりのトラブルがありました。
コンデンサのメーカーはTEAPOで台湾の会社です。それほど悪評はないようですが、まあこの辺の基礎パーツは、今なお国産品の方が圧倒的に信頼性がありますね。
一時問題になった海外の粗悪コンデンサによるパソコン破損騒動以来、さすがにマザーボードに台湾・中国製コンデンサを採用することはなくなりましたが、まだ電源はそうではないようです。
今回の電源ユニットに使用されているTEAPOはまだましなメーカーのようですが、Terminator Tualatinの場合、電源がファンレスで、ケースファンに冷却を依存するという熱的に余裕のない設計なので、荷が重かったのでしょうね。
で、問題のコンデンサの代替品ですが、日本橋に行けば入手可能なようですが、今のところ行く時間がありません。
依頼主はもう寿命と思って、次のパソコン購入のために資金を蓄え始めたとのことで、それほど切迫していないようですが、こちらとしてもこのまま預かっているのは負担です。
で、手元の電源の中から適当なスペックのものを、ケース背面パネルに付けて使用することにしました。少々不細工ですが、代替品はちゃんとファンも付いていて、コンデンサはルビコンとまあまあ、ユニットそのものがケース外なのでなんとか熱的には問題ないでしょう。
ついでに、本体ケース内の埃も掃除機で一掃しました。CPUのヒートシンクにはびっしりと埃がたまっていました。ケース前面の吸気用の穴にも埃がたまっていました。ケース内の温度はかなり高くなっていたでしょう。
聞けば本体ケースは床に設置していたとのことです。この場合、机上設置に比べて埃の溜まり方は段違いに多くなります。なので、定期的な清掃が必要ですが、ケースを開けたりとなかなか難しいかもしれませんね。
ところで電源交換後のチェック時にパソコンの起動が異常に遅かったので、定番のハードディスクの転送モードをチェックしました。
やはりPIOモードになっていました。本来はウルトラDMA5のはずです。正規の30分の1では遅いのは当然です。
多分埃でCPUの温度が上昇し、それが原因で何度かフリーズや読取りエラーが起きて、Windows XPが転送モードを引き下げてしまったのでしょうね。
ここはレジストリを変更してDMA5に固定して解決です。
タイムアウトカウンターもレジストリでリセットしました。
当然ながら見違えるように早くなりました。
古いパソコンでもインターネット閲覧やワープロ、表計算ぐらいでは問題ありません。
あとは韓流ドラマのコピー用?の大きなファイルが溜まってハードディスクを圧迫していたので(笑)、許可を得て削除。使わないアプリもレジストリごと削除するアンインストーラ(無料版の方ですよ)で消去。最後にデフラグをかけて完了です。
もう1件はヨメさんのノートパソコンですが、これは全然別のトラブルです。
詳しいことは次回ということに。
2件あり、そのうち1件は知人のパソコンでした。
件のパソコン、十年近く前に頼まれて組み立てたベアボーンです。ASUSのTerminator Tualatinという小型のデスクトップです。
よくも長生きで、という感じですが、最近電源投入しても立ち上がらないとのこと。持参されたのを預かって、就寝前のわずかな時間にケースを開けて診断開始。
スイッチオンでケース・ファンが一瞬回りそうな挙動を示すものの回転せず、POST画面も出ません。
ただケース背面パネルのLANポートのLED?は点灯しています。
電源が原因のようなので、電源ユニットをケースから外して、解体しました。
調べた結果、やはり電解コンデンサが6個、液漏れしたり、膨れたりのトラブルがありました。
コンデンサのメーカーはTEAPOで台湾の会社です。それほど悪評はないようですが、まあこの辺の基礎パーツは、今なお国産品の方が圧倒的に信頼性がありますね。
一時問題になった海外の粗悪コンデンサによるパソコン破損騒動以来、さすがにマザーボードに台湾・中国製コンデンサを採用することはなくなりましたが、まだ電源はそうではないようです。
今回の電源ユニットに使用されているTEAPOはまだましなメーカーのようですが、Terminator Tualatinの場合、電源がファンレスで、ケースファンに冷却を依存するという熱的に余裕のない設計なので、荷が重かったのでしょうね。
で、問題のコンデンサの代替品ですが、日本橋に行けば入手可能なようですが、今のところ行く時間がありません。
依頼主はもう寿命と思って、次のパソコン購入のために資金を蓄え始めたとのことで、それほど切迫していないようですが、こちらとしてもこのまま預かっているのは負担です。
で、手元の電源の中から適当なスペックのものを、ケース背面パネルに付けて使用することにしました。少々不細工ですが、代替品はちゃんとファンも付いていて、コンデンサはルビコンとまあまあ、ユニットそのものがケース外なのでなんとか熱的には問題ないでしょう。
ついでに、本体ケース内の埃も掃除機で一掃しました。CPUのヒートシンクにはびっしりと埃がたまっていました。ケース前面の吸気用の穴にも埃がたまっていました。ケース内の温度はかなり高くなっていたでしょう。
聞けば本体ケースは床に設置していたとのことです。この場合、机上設置に比べて埃の溜まり方は段違いに多くなります。なので、定期的な清掃が必要ですが、ケースを開けたりとなかなか難しいかもしれませんね。
ところで電源交換後のチェック時にパソコンの起動が異常に遅かったので、定番のハードディスクの転送モードをチェックしました。
やはりPIOモードになっていました。本来はウルトラDMA5のはずです。正規の30分の1では遅いのは当然です。
多分埃でCPUの温度が上昇し、それが原因で何度かフリーズや読取りエラーが起きて、Windows XPが転送モードを引き下げてしまったのでしょうね。
ここはレジストリを変更してDMA5に固定して解決です。
タイムアウトカウンターもレジストリでリセットしました。
当然ながら見違えるように早くなりました。
古いパソコンでもインターネット閲覧やワープロ、表計算ぐらいでは問題ありません。
あとは韓流ドラマのコピー用?の大きなファイルが溜まってハードディスクを圧迫していたので(笑)、許可を得て削除。使わないアプリもレジストリごと削除するアンインストーラ(無料版の方ですよ)で消去。最後にデフラグをかけて完了です。
もう1件はヨメさんのノートパソコンですが、これは全然別のトラブルです。
詳しいことは次回ということに。