思いつくままに書いています

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ホンダDio(AF34)の始動困難の謎

2011年09月27日 | バイク
私の通勤バイクはスズキのアドレス110と、ホンダ・Dioです。晴れて雨の心配のない日はアドレス、悪天候や買い物がある日はDioと使い分けています。かわいそうなDioです。
左がDio、右はアドレスです。


Dioはもう走行距離も2万6千Kmを超えていますが、まだベルトやプーリーなど駆動系の部品は交換していません。もうそろそろと思っていますが、 元気に走ってくれています。ただ、問題なのは数日乗らなかった場合のエンジンスタートに時間がかかることです。

前に書きましたが、我が家のバイクと車にはすべてバッテリー・パルサーをつけています。
なので、Dioのエンジンを始動するために少々セルモーターを長回しにしても、バッテリーはまったくOKです。でも、やはりエンジンはすぐかかるのが普通です。なにか原因があるはずです。

それで以前からあれこれ考えていました。
このDioも最近の原付スクーターと同じで、メットイン・スペースを確保するため、燃料タンクは床下に付けられています。当然ガソリンはポンプでタンクより上にあるキャブレターまで圧送しなくてはなりません。
正直、こういうレイアウトは、ポンプの故障が気になるので余り好きではありません。もっとも、ポンプが壊れたという話は聞いたことがありませんが。

それで思い当たったのは、エンジン停止直後はまだしも、時間がたつにつれてガソリンがキャブレターから燃料ホースを逆流してタンクに戻ってしまい、キャブレターと燃料ホースのガソリンが空になっているのではないかということです。
このため、その日の行き帰りでは問題なくても、2日以上も乗らずにいると、空になった燃料ホースからキャブレターまでポンプでガソリンを送るのに時間がかかるのではと考えました。

この対策としては、燃料ホースに適当なチエックバルブを付けて逆流を防止すればいいのです。
それでインターネットで適当なものがないか探していたら、なんとDioの後期型にはそれがはじめから装着されていること、それを前期型の私のDioに付ければ解決することなどがわかりました。

早速注文しました。9月24日土曜日にメールで発注したら、9月27日には送られてきました。ここにお世話になりました。早いです。


早速午後休暇をとって、装着開始です。(笑)
この手の原付スクーターの外装は外しにくいのですが、なんとか力技ではずして、燃料ポンプを見つけました。
思ったより大きいポンプでした。

注文していた部品はバルブ本体とポンプからバルブまでの間のホース、ホース止めのクリップ2個で、送料と代引き手数料込みで2,500円ちょうどでした。

新しいホースの長さにあわせて古いホースを切断します。ホースを切ってわかったのですが、やはりホース中にはガソリンはまったく無く、カラカラでした。



燃料ホースはポンプからキャブまでの間だけでも30cmぐらいあったので、クランクケースの負圧駆動のポンプ程度では時間がかかるはずですね。これがキックでの始動となると気が遠くなります。
しかも最近のスクーターの始動用キックアームはみんなお飾り程度で、ストロークも短く、なかなか圧縮上死点が探れません。これで何度もキックするのは重労働です。

バルブの向きに気をつけて装着します。口で吹いて方向を確認しました。


すべての作業を完了して、エンジン始動です。無事始動しました。

明日は晴れそうですが、Dio出勤で確かめます。(いや、しばらく乗らないほうがいいかな)

少し様子を見て、またご報告です。
このバルブは、同じタンクレイアウトの他のスクーターでも有効でしょうね。

アドレスには付いているかな?


コメント (3)
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