シマちゃん騒動記[酷暑の夏の思い出]。
次回分の関連として、過去2回分のブログをまとめて掲載です。
↓
そのいち
9月にはいったというのに、まだまだ暑い夏。そんな酷暑残暑の
続く南九州の午後3時。 お茶の時間にクーラーをかけた室内で
コーヒーをのみながら、なにげに外をみていたそのとき。
事務所の前庭においてある 高さ50センチ・直経60センチの
大きな鉢の水抜き穴付近に、なにか動くもの・・・ おそらくは
生き物の姿が見えた。
熱くなっているはずのアスファルトの表面をバシバシと叩きつけ
ている、なんだか黒っぽい鞭/ムチ状の物体。鉢の大きさからいっ
て、おそらくは 40センチくらいの、細長い生物。
遠目でみていて、それはいままでにみたことがない生き物・・。
ということで、おっとりがたな[おっとりカメラですね笑]で、店
から飛び出し、謎の生き物の様子を まじかでみれば・・・・
なんと これは ヘビ。シマヘビです。
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シマヘビの尻尾がその謎の生物の正体なのでした。
焼けるような暑さになっているアスファルトの表面を打ちつけつ
づけるヘビの尻尾。
元気があってよろしい・・・なんて思えもしますが、この様子は
ただごとてではない。ということで、ちかくによってまじまじと
観察してみれば
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水抜き穴より、どうみてもヘビ・シマヘビの胴のほうが太い。
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どうやら 暑さ対策として、以前には楽々はいることができ
ていた植木鉢の水抜き穴が、成長したいまとなっては想定
外に小さくなっちゃったがために・・・、
入ることはおろか、引き返すこともできなくなって、苦しんで
いる状態にちがいないと、わたくし判断するに至りました。
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とうのシマヘビにしてみれば、苦しい腹部の圧迫に加え、困る
のは盛夏の太陽に熱せられたアスファルトの熱高温。時間が経
過するとともに、きっと息も絶え絶えになってきているにちが
いありません。その証拠にあんなにはげしく鞭うつかのように
激しくアスファルトを叩いていた尻尾というか、ヘビの下半身
の動きが、じょじょに弱くなってきているのも感じられはじめ
たのです。
これはいかん、とにかく早く 急いで助けねば・・・つづく。
それにしても どじっちゃいましたね、シマちゃん[こちら]。
賢いはずのヘビにしては、今回のこの失態。やっぱり酷暑のせ
いだとおもわざるを得ないかんじなのでしょうね、この状態は。
前進するときに 体表面にあるウロコを立て、地面
に引っ掛けることもするヘビ。だから頭を方向転換
できる空間がなければ、バックはできず、いちど頭
からはいった穴からはでられない・・という話があ
ります。実際に石垣にはいっているヘビを引っ張っ
た経験が数度あるのですが、ほんとに引きづりだす
ことはかないませんでした。 ということで今回の
救出方法やいかに。。
その2
小さかった頃の涼しさの思い出を求めてか、かつて過ごしたで
あろうところの植木鉢の底に避暑の場所を求めた結果・・・前
にも後ろにも進めずに七転八倒する苦しさにおちいってしまっ
たシマへビのシマちゃん[こちら]。
そんなシマちゃんの命にかかわる危機の現場を目のあたりにし
て、その救助法をかんがえねばならなくなった自分。後退する
ことができないというヘビの生態からかんがみて、とりもかく
にも、頭部のほうから引き抜くしかない!とかんがえるに至り
ました。
で、まずは鉢を横にして、植わっている木の根が回っているこ
とを祈りつつ、植木全体をひっこぬいて[成功!]
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内側からシマちゃんを引っ張るけれど抜けず。で、これはいか
んと、暴れるシマちゃんの身体に触れぬようにプラ鉢に鋸で切
れ目をいれる作戦を決行。。。。
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切り込みをいれたところを、ペンチで力任せにねじ切って穴を
広げて・・・
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切断して広げた穴の外側から、なんとかシマちゃんを鉢の内側
に押し戻すことに成功しました。
ほっ。
シマちゃんの動きが時間の経過とともにニブくなってくるのを
心配しながらの作業でしたが、なんとか10分かからぬうちの
素早い救出に成功しました。
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そしてこちらが、切断したプラ鉢の破片。シマちゃんにとって
は生死を分けたプラスチック片となります。
ということで今回はシマヘビまで辟易と感じた今年の夏の酷暑
の いちエビソートのおはなしでした。→ 椋鳩十さんの南九
州の酷暑と湿気についてのはなしは こちら。
その後のシマちゃん。
バツがわるかろうと・・押し入れた鉢をそのままにして
すておき、1時間ほどした現場にもどってみたら、シマ
ちゃんの姿はありませんでした。無事だったようでほっ。。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
次回分の関連として、過去2回分のブログをまとめて掲載です。
↓
そのいち
9月にはいったというのに、まだまだ暑い夏。そんな酷暑残暑の
続く南九州の午後3時。 お茶の時間にクーラーをかけた室内で
コーヒーをのみながら、なにげに外をみていたそのとき。
事務所の前庭においてある 高さ50センチ・直経60センチの
大きな鉢の水抜き穴付近に、なにか動くもの・・・ おそらくは
生き物の姿が見えた。
熱くなっているはずのアスファルトの表面をバシバシと叩きつけ
ている、なんだか黒っぽい鞭/ムチ状の物体。鉢の大きさからいっ
て、おそらくは 40センチくらいの、細長い生物。
遠目でみていて、それはいままでにみたことがない生き物・・。
ということで、おっとりがたな[おっとりカメラですね笑]で、店
から飛び出し、謎の生き物の様子を まじかでみれば・・・・
なんと これは ヘビ。シマヘビです。
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シマヘビの尻尾がその謎の生物の正体なのでした。
焼けるような暑さになっているアスファルトの表面を打ちつけつ
づけるヘビの尻尾。
元気があってよろしい・・・なんて思えもしますが、この様子は
ただごとてではない。ということで、ちかくによってまじまじと
観察してみれば
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水抜き穴より、どうみてもヘビ・シマヘビの胴のほうが太い。
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どうやら 暑さ対策として、以前には楽々はいることができ
ていた植木鉢の水抜き穴が、成長したいまとなっては想定
外に小さくなっちゃったがために・・・、
入ることはおろか、引き返すこともできなくなって、苦しんで
いる状態にちがいないと、わたくし判断するに至りました。
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とうのシマヘビにしてみれば、苦しい腹部の圧迫に加え、困る
のは盛夏の太陽に熱せられたアスファルトの熱高温。時間が経
過するとともに、きっと息も絶え絶えになってきているにちが
いありません。その証拠にあんなにはげしく鞭うつかのように
激しくアスファルトを叩いていた尻尾というか、ヘビの下半身
の動きが、じょじょに弱くなってきているのも感じられはじめ
たのです。
これはいかん、とにかく早く 急いで助けねば・・・つづく。
それにしても どじっちゃいましたね、シマちゃん[こちら]。
賢いはずのヘビにしては、今回のこの失態。やっぱり酷暑のせ
いだとおもわざるを得ないかんじなのでしょうね、この状態は。
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に引っ掛けることもするヘビ。だから頭を方向転換
できる空間がなければ、バックはできず、いちど頭
からはいった穴からはでられない・・という話があ
ります。実際に石垣にはいっているヘビを引っ張っ
た経験が数度あるのですが、ほんとに引きづりだす
ことはかないませんでした。 ということで今回の
救出方法やいかに。。
その2
小さかった頃の涼しさの思い出を求めてか、かつて過ごしたで
あろうところの植木鉢の底に避暑の場所を求めた結果・・・前
にも後ろにも進めずに七転八倒する苦しさにおちいってしまっ
たシマへビのシマちゃん[こちら]。
そんなシマちゃんの命にかかわる危機の現場を目のあたりにし
て、その救助法をかんがえねばならなくなった自分。後退する
ことができないというヘビの生態からかんがみて、とりもかく
にも、頭部のほうから引き抜くしかない!とかんがえるに至り
ました。
で、まずは鉢を横にして、植わっている木の根が回っているこ
とを祈りつつ、植木全体をひっこぬいて[成功!]
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内側からシマちゃんを引っ張るけれど抜けず。で、これはいか
んと、暴れるシマちゃんの身体に触れぬようにプラ鉢に鋸で切
れ目をいれる作戦を決行。。。。
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切り込みをいれたところを、ペンチで力任せにねじ切って穴を
広げて・・・
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切断して広げた穴の外側から、なんとかシマちゃんを鉢の内側
に押し戻すことに成功しました。
ほっ。
シマちゃんの動きが時間の経過とともにニブくなってくるのを
心配しながらの作業でしたが、なんとか10分かからぬうちの
素早い救出に成功しました。
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そしてこちらが、切断したプラ鉢の破片。シマちゃんにとって
は生死を分けたプラスチック片となります。
ということで今回はシマヘビまで辟易と感じた今年の夏の酷暑
の いちエビソートのおはなしでした。→ 椋鳩十さんの南九
州の酷暑と湿気についてのはなしは こちら。
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バツがわるかろうと・・押し入れた鉢をそのままにして
すておき、1時間ほどした現場にもどってみたら、シマ
ちゃんの姿はありませんでした。無事だったようでほっ。。
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