農業の「6次産業化」が全国で推進されるとのことで[再]。
過去分 ですが、次回分の参考としてよろしかったら。
ちなみに文末の「大規模化によるスケールメリットと生産から加工・
販売までの一貫経営を謳っていた農業生産法人」は安愚楽牧場だった
のですが最近のケフィァというかカぶちゃん農園も・・といえるので
ないでしょうか、ね。
↓
来年度農業予算で
農家などが加工や流通事業に進出して収益化をはかる「6次産業化」に
ついては、官民の「農林漁業成長産業化ファンド」(仮称)で支援。創
設資金として300億円を計上された。
ということで、脚光を浴びているのが、いわゆる「農業の6次産業化」で
す。しかし、現場にいるものとして気になるのは、
● 「農業の6次産業化」にさえ取り組めば成功する
といった〔威勢の良すぎるとおもわざるをえないような〕論調です。これまで
まるで「農業の6次産業化」がいっさいおこなわれてこなかったと思わざ
るをえないような論調です。
ここに農水省が昨年の11月に発表した「全国の農協」や「農業経営体」
が運営する農産加工場の2009年度調査結果のニュースがあるのですが・・・
いちおう全国の農産か工場の数は2009年時点で
27231ヶ所あることになっています。
わかりやすいように言わせていただくとすればですね・・・・
現時点でさえ6次産業化〔農商工連携も含めて〕の取り組みは、山ほど
ある。
といわざるを得ないというのが正直なところではないかと思えるんですよ。
これに「全国の農協」や「農業経営体」以外の、農産物加工を生業とする
一般企業も存在するわけですから。。
と、いったわけで、これから6次産業化に取り組もうかと考えておられる
方への、わたくしなりのアドバイスなのですが
● 市場ニーズがあるのかどうか
● よその商品やほかの企業に勝る部分はどこにあるのか
を、よくよく考えられたうえで行動を起こされてくださいね、資金を借りるう
えで利用する金融機関や行政の担当者などの第三者の視点もしっかり
と取り入れられてくださいね、
ということです。もっとわかりやすく言うならば・・・
本業が赤字だから起死回生で6次産業化だっ・・・というよりも、本業に
余力があるから6次産業化でも・・・というほうがベター かなということです。
現在の、栽培面積をふやすことのメリットばかりを誇張する「構造改革」
農業の推進には、私は多いに疑問があります。
だって、大面積を誇る米国やオーストラリア農業にも、経営体の倒産
はもちろんあるのですからね。単純に規模を広ければよいというもので
は、もちろんないのです。
日本の例でいえばたとえば、こちら 。 こちらも、「大規模化による
スケールメリット」と、「生産から加工・販売までの一貫経営」を謳って
いた農業生産法人だったのですよね。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
過去分 ですが、次回分の参考としてよろしかったら。
ちなみに文末の「大規模化によるスケールメリットと生産から加工・
販売までの一貫経営を謳っていた農業生産法人」は安愚楽牧場だった
のですが最近のケフィァというかカぶちゃん農園も・・といえるので
ないでしょうか、ね。
↓
来年度農業予算で
農家などが加工や流通事業に進出して収益化をはかる「6次産業化」に
ついては、官民の「農林漁業成長産業化ファンド」(仮称)で支援。創
設資金として300億円を計上された。
ということで、脚光を浴びているのが、いわゆる「農業の6次産業化」で
す。しかし、現場にいるものとして気になるのは、
● 「農業の6次産業化」にさえ取り組めば成功する
といった〔威勢の良すぎるとおもわざるをえないような〕論調です。これまで
まるで「農業の6次産業化」がいっさいおこなわれてこなかったと思わざ
るをえないような論調です。
ここに農水省が昨年の11月に発表した「全国の農協」や「農業経営体」
が運営する農産加工場の2009年度調査結果のニュースがあるのですが・・・
いちおう全国の農産か工場の数は2009年時点で
27231ヶ所あることになっています。
わかりやすいように言わせていただくとすればですね・・・・
現時点でさえ6次産業化〔農商工連携も含めて〕の取り組みは、山ほど
ある。
といわざるを得ないというのが正直なところではないかと思えるんですよ。
これに「全国の農協」や「農業経営体」以外の、農産物加工を生業とする
一般企業も存在するわけですから。。
と、いったわけで、これから6次産業化に取り組もうかと考えておられる
方への、わたくしなりのアドバイスなのですが
● 市場ニーズがあるのかどうか
● よその商品やほかの企業に勝る部分はどこにあるのか
を、よくよく考えられたうえで行動を起こされてくださいね、資金を借りるう
えで利用する金融機関や行政の担当者などの第三者の視点もしっかり
と取り入れられてくださいね、
ということです。もっとわかりやすく言うならば・・・
本業が赤字だから起死回生で6次産業化だっ・・・というよりも、本業に
余力があるから6次産業化でも・・・というほうがベター かなということです。
現在の、栽培面積をふやすことのメリットばかりを誇張する「構造改革」
農業の推進には、私は多いに疑問があります。
だって、大面積を誇る米国やオーストラリア農業にも、経営体の倒産
はもちろんあるのですからね。単純に規模を広ければよいというもので
は、もちろんないのです。
日本の例でいえばたとえば、
スケールメリット」と、「生産から加工・販売までの一貫経営」を謳って
いた農業生産法人だったのですよね。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」