菊池寛 『無名作家の日記』 その2
書店に行くまでに小さな橋があり、その橋に差し掛かると我慢出来ずにページを開いて読み耽...
菊池寛 『無名作家の日記』最終章
遂に芥川の小説は認められ、彼は新進気鋭の小説家として世に出た。 端正なマスクの彼の写真...
岩村暢子『日本人には二種類いる』
二種類の日本人と聞くと、もっと高尚な説を想像する。 ところが、著者の見方は単純明快であ...
岩村暢子 『日本人には二種類いる』 その2
1945年に終戦を迎え、除隊した男たちは次々と故郷の家へ帰った。 そこに待つ女性たちがいた...
岩村暢子 『日本人には二種類いる』 最終章
著者は現在の風潮、大人の子ども化やあなた任せに批判的ではあるが、今後の指針は出して...
『小さいおうち』
中島京子の傑作、『小さいおうち』は、戦前の中流家庭の穏やかな暮らしがノスタルジックに...
『小さいおうち 』 その2
「ことばにも 歌にも なさじ わがおもひ その日そのとき 胸より胸に」 男の口ずさむこの...
小さいおうち 最終章
可愛い奥様と恭一の住む赤い屋根の平和な家の面影を抱き、年老いたタキは、それを手記に...
新しい旅の始まり『まほろ駅前多田便利軒』
「もう終わりにしたいと願ってたどり着いたのに、そこにはいつも、新しい旅のはじまりが準...
新しい旅の始まり『まほろ駅前多田便利軒』続く
作品は東京郊外で便利屋を営む多田啓介と転がりこんだ行天春彦を主役にしている。 どちらも...