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読書の森

白井明太『日本の七十二候を楽しむ』

七十二候とは、旧暦の頃の細やかな季節の移り変わりを称したものです。

一年を4等分したのが春夏秋冬で、例えば夏の中でも立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑と分ける二十四節気があります。
七十二候はこの二十四節気をそれぞれ3つに分けたものです。

いつの頃からか、しっとり細やかな日本の気候が大雑把で荒いものに変化した気がします。
気付かぬ内に享受していた自然の恵みが、失われていく事で有り難みに気づいたのです。

若い頃には気がつかなかっただろうこの本にひどく惹かれます。



今は夏至の季節です。
二十四節気では夏至とは単に一日だけ意味するのでなく、一年中でもっとも日が長く夜が短いころを指します。
これから夏の盛りに向かい暑くなっていくのです。

さて「半夏生」とは半夏(からすびしゃく)が生え始める頃。田植えを終わらせ農事の節目だそうです。新暦ではおよそ7月1日から6日を指すとか。
この「からすびしゃく」とはサトイモ科の植物の事だそうです。

初めて聞く言葉ばかりで、昔の知識人が今より遥かに自然に親しんでいたのがよく分かります。

この時期の行事で有名なのが祇園祭、例年7月1日から始まる伝統ある美々しい祭りですが、残念ながら今年も観る事は出来ません。


夏至と冬至の夜、静かに燃えるろうそくの灯をともすキャンドルナイトの風習があったそうです。
風雅ですね♪
ゆったりと時間を楽しむ心の余裕が今欲しいものです。

今旬の野菜の一つにオクラがあります。ネバネバが免疫力を高めるそうですよ。
オクラを細かに切ってさっと茹で出し汁に漬けました。作り置きが出来る一品です。


次いでに変わり卵焼き、挽肉は先に甘辛く味付けしてネギの細切りと共に卵焼きに混ぜます。
二品共簡単なお惣菜です。

季節の微妙な移り変わりを楽しんでるブロガーさんの影響で、私も以前に無い発見が出来る様になりました。
季節が変化する毎に本を参考にして自然を楽しんでいきたいです。

読んでいただき心から感謝です。ポツンと押してもらえばもっと感謝です❣️

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