読書の森

李恢成 『伽倻子のために』 その2



少女が乙女に成長した時、青年は彼女の秘密を知った。
戦争の最中、樺太の真岡で生まれた日本人の少女は実母に、売り飛ばされたのである。
在日朝鮮人の子どもとして彼女は育つ。

母は飢えのため、伽倻子を売ったのでは無い。
男と遊ぶのに邪魔だったからだ。
淫乱な母の血を引く自分自身が憎いと言う伽倻子。

青年は伽倻子を強く抱きしめる。
しかし、身体の関係が出来てから伽倻子は妖しい変貌を遂げていった。

読んでいただき心から感謝いたします。

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