梅干しは単純に言えば、特定の梅の木になる(南高梅などの)実の塩漬けを干したものです。
戦時中の日の丸弁当(ご飯の真ん中に梅干しのオカズだけ)に代表されるように、節約の見本みたいな食品でした。最近の梅干しは割高で購入率も減ったみたいです。
それでも、コロナ禍において抗菌作用があるところから購入されてます。
その効能の分析をした事はないですが、毎日少しずつ食す私、今でも腹痛に悩まされる事が滅多にありません(あっても年に2、3回。食べ過ぎの場合)。
保存食となる梅干しは傷口の消毒、食中毒、伝染病の予防(老廃物を外に出す働きがある)になります。ただし一般に市販されてるものはこの効能が失せやすいです。
保存が効く上に脱水症状も防ぎます。この為、古来から日本でお弁当(おにぎりなど)に珍重されたのですね。
梅干しは落語の中で語られる事が多いですが、「始末の極意」と言う梅干しをただ眺めるだけ、酸っぱくなった口でご飯を食べてオカズ代を節約する、と言うドケチの話があります。
こんな事で栄養足りるのか?と疑問ですが、昔のご飯は多分全くの白米が少ないので結構他の栄養価があったのかも知れません。
それにしても、なんとなく婆さんそのものの話題ですね^_^
そこで「梅干し婆さん」について一言。
梅干しがシワシワだからその名がついたのでなく、正当な由来があります。
梅干しの皮は熱取りになるのです。風邪や頭痛の時、こめかみに皮を貼ると熱を吸い取ってくれます(私は子供の時実証済み)。カリカリに梅干しの皮が乾くので効果がよく分かりました。
ただ、見た目はかなり悪い。
昔、と言っても終戦後20年位、髪をキュッと後で丸めた和服のおばあちゃんが両方のこめかみに梅干し張ってる姿を見た事があります。
梅干し婆とはそこからついた名称と言うのです。
ゾッとしないです。
ただし、梅干しを食すると(多分)老化予防になりますよ。新陳代謝もかなり促します❣️
少しずつ食べて健康になりましょう♪